この Readme には、Version Manager の最新リリースのインストールと使用に関する情報のうち、マニュアルやオンラインヘルプに記載されていない情報が書かれています。補足情報については、ブラウザでナレッジベースの記事を参照してください。
Version Manager Readme は次のファイルで構成されています。
インストール情報(このファイル)
Version Manager のインストールに関するシステム要件と重要なヒント。Version Manager をインストールする前に、このファイルをお読みください。
使用上の注意事項(usage_cautions.html)
望ましくない結果が発生しないようにするための、性能に関するヒントと回避策。Version Manager を使用する前、および重大なエラーを修正する前に、このファイルをお読みください。
既知の問題(known_issues.html)
表面的な不具合、重大でないエラー、および予防策のない問題に関する情報。「使用上の注意事項」ファイルに記載されていないエラーや、予期しない動作が発生した場合、このファイルをお読みください。
リリースノート(release_notesvm.html)
Version Manager の各リリースで修正された不具合、強化機能、および変更された動作の一覧。最後のアップグレード以降の修正内容を調べるには、このファイルをお読みください。
この Readme ファイルは、いくつかのパートに分かれています。ご使用の Version Manager コンポーネントに対応するパートをお読みください。
パート1:サポート対象のプラットフォーム / システム要件
パート2:Version Manager CLI、デスクトップクライアント、File Server、および PCLI
パート3:Version Manager IDE クライアント
パート4:Version Manager Web クライアント
パート5:Version Manager WebDAV Server
パート6:Serena Meritage
パート7:著作権/免責事項/サポート
パート1:サポート対象のプラットフォーム / システム要件 |
O/S | 32 ビット CPU | 64 ビット CPU | 注: | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Pentium クラス | AMD64 (x86_64) |
Itanium 2 (McKinley) |
PA-RISC | PowerPC | SPARC | ||
Windows 2000 Server SP4 | S | - | - | - | - | - | |
Windows XP Pro SP2、SP3 | C | - | - | - | - | - | |
Windows Vista Business SP1 | C | - | - | - | - | - | 5 |
Windows Vista Ultimate | C | - | - | - | - | - | 5 |
Windows Vista Enterprise | C | - | - | - | - | - | 5 |
Windows 2003 Server SP2 | S | - | S | - | - | - | 2, 4 |
Windows 2008 Server SP1 | S | - | - | - | - | - | 5 |
Red Hat Enterprise Linux 4.0 | C S | C S | - | - | - | - | 1, 2, 4, 6 |
Red Hat Enterprise Linux 5.0 | C S | C S | - | - | - | - | 1, 2, 4, 6 |
SuSE Linux 9、10、および 10.1 | C S | C S | - | - | - | - | 1, 2, 4, 6 |
HP-UX 11.11 および 11.23 | - | - | C | C S | - | - | 2, 3, 4, 6 |
HP-UX 11.31 Itanium | - | - | C | C S | - | - | 2, 3, 4, 6 |
AIX 5.3 および 6.1 | - | - | - | - | C S | - | 2, 4, 6 |
Solaris 9 および 10 | - | - | - | - | - | C S | 2, 4, 6 |
注:
凡例:C = クライアント、S = サーバ、- = 未サポート |
Web サーバ | 注: | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
Microsoft Internet Information Services 5.0 | ||||||
Microsoft Internet Information Services 6.0 | 1, 2 | |||||
Sun ONE Web Server 7.0 | ||||||
Sun Java System Web Server 6.1 | ||||||
Apache 1.3 | 3 | |||||
Apache 2.0.54 から 2.2.x | 3 | |||||
Tomcat 5.0.28 | 4 | |||||
注:
|
ブラウザ | O/S | 注: |
---|---|---|
Internet Explorer 6、7、および 8 注:IE8 のサポート機能を使用できるのは、IE7 互換モードの場合のみです。 |
Windows | |
FireFox 1.5、2.x、および 3.0.x | すべて | 1, 2, 3 |
Mozilla 1.7 | すべて | 2 |
注:
|
JRE | 注: |
---|---|
Sun 1.6.0 | - |
Sun 1.5.0 | - |
オペレーティングシステム以外の最小システム要件は次のとおりです。
クライアントシステム – 最小要件 | |||
---|---|---|---|
プラットフォーム | メモリ | CPU | ディスク容量 |
Windows 2000 Pro | 128 MB | P200 | 140 MB |
Windows Server 2000 | 128 MB | P200 | 140 MB |
Windows XP Pro | 128 MB | P400 | 140 MB |
Win Vista Biz | 128 MB | P400 | 140 MB |
Win Vista Ult | 128 MB | P400 | 140 MB |
Win Vista Ent | 128 MB | P400 | 140 MB |
Windows Server 2003 | 128 MB | P400 | 140 MB |
オペレーティングシステム以外の推奨システム要件は次のとおりです。
クライアントシステム – 推奨要件 | |||
---|---|---|---|
プラットフォーム | メモリ | CPU | ディスク容量 |
Windows 2000 Pro | 256 MB | P550 | 140 MB |
Windows Server 2000 | 256 MB | P550 | 140 MB |
Windows XP Pro | 256 MB | P550 | 140 MB |
Win Vista Biz | 128 MB | P550 | 140 MB |
Win Vista Ult | 128 MB | P550 | 140 MB |
Win Vista Ent | 128 MB | P550 | 140 MB |
Windows Server 2003 | 256 MB | P550 | 140 MB |
サーバのメモリ要件は、そのサーバに同時にアクセスするユーザ数、および、実行されるデーモンプロセス数(デフォルトでは 5 〜 20 個のデーモンが実行される)によって異なります。次の表の計算式を使って、必要メモリ容量を計算してください。
サーバシステム | ||||
---|---|---|---|---|
ベース | 同時接続ユーザ | デーモン | 合計 | |
計算式 | 256 MB | 1 ユーザにつき 6 MB 追加 | 1 デーモンにつき 8 MB 追加 | = ? |
例 | 256 MB | 6 x 100 = 600 MB | 8 x 20 = 160 MB | = 1016 MB |
注:この例は、同時接続ユーザが 100 人、実行されるデーモンプロセス数が 20 個の場合です。これらの数値はあくまで計算式の使用例として示したものであり、推奨値ではありません。
Windows 2008 および Firefox を使用している環境に Version Manager Web Server をインストールするには、管理者としてログインする必要があります。
Windows Server 2003 上で IIS 6 を使っている場合、isapi-redirect.dll ファイルを Web サービス拡張ファイルとして設定するための簡単な作業を追加実行する必要があります。
インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャを起動します。
左側のウィンドウで[Web サービス拡張]を選択します。
右側のウィンドウで[拡張]タブを選択します。
右側のウィンドウで[新しい Web サービス拡張の追加]リンクをクリックします。[新しい Web サービス拡張]ダイアログボックスが表示されます。
[拡張名]フィールドに、拡張の名前を入力します。
[追加]ボタンをクリックします。[ファイルの追加]ダイアログボックスが表示されます。
[参照]ボタンをクリックして、次のディレクトリに移動します。
Install_Dir\vm\common\tomcat\bin\win32
isapi_redirect.dll を選択し、[開く]ボタンをクリックします。
[ファイルの追加]ダイアログボックスで、[OK]をクリックします。
[新しい Web サービス拡張]ダイアログボックスの[拡張の状態を許可済みに設定する]チェックボックスをオンにします。
[OK]をクリックします。ステータスが[許可]に設定された新しい拡張が、[Web サービス拡張]の下に表示されます。
[コントロールパネル]、[管理ツール]、[サービス]の順に開き、IIS Admin Service を再起動します。
サーバが Windows 2003 上で IIS 6 を実行している場合は、Version Manager Web クライアントアプレットを FireFox および Mozilla ブラウザにインストールすることはできません。MIME タイプの .xpi ファイルを定義することで、この問題を回避できます。次の手順を参照してください。
MIME タイプの .xpi ファイルを定義するには
Microsoft 管理コンソールを起動します。
[インターネットインフォメーションサービス]ノードを右クリックし、表示されたメニューから[プロパティ]を選択します。
[MIME タイプ]ボタンをクリックします。
[新規]ボタンをクリックします。
[拡張子]フィールドに、.xpi と入力します。
[MIME タイプ]フィールドに、application/x-xpinstall と入力します。
表示される各ダイアログで[OK]をクリックし、新しい設定を適用します。
Version Manager Web Server または Version Manager WebDAV Server を実行する場合、Apache Web サーバに動的共有オブジェクト(DSO)サポート機能を追加する必要があります。ご使用の Apache Web サーバに DSO サポート機能が追加されているかどうかを確認するには、Apache の bin ディレクトリで次のコマンドを実行します。
./httpd -l
このコマンドの出力結果の中に mod_so.c がある場合、Apache に DSO サポート機能が追加されています。
Apache に DSO サポート機能が追加されていない場合は、DSO サポート機能を入手し、Apache をコンパイルして DSO サポート機能を追加するか、または別の Web サーバを使用します。DSO サポート機能の追加手順については、Apache の配布元にある README.configure ファイル(Apache 1.3 の場合)または INSTALL ファイル(Apache 2.0 の場合)を参照してください。
Linux、Solaris、HP-UX、または AIX に Version Manager をインストールする際、$TMP で指定されたディレクトリにかなりの量のデータが配置されます(このデータは手動で削除するまで残ったままです)。また、VM_Install_Dir/VM8.2_inst ディレクトリに一時的にかなりの量のデータが配置されます。次の表に、インストール時に一時的に必要となるディスク容量(概算値、単位:バイト)を示します。
プラットフォーム | $TMP 指定ディレクトリ | VM8.2_inst | 合計 |
---|---|---|---|
Linux | 108236 | 208612 | 316848 |
Solaris | 108388 | 205232 | 313620 |
HP-UX | 203568 | 404326 | 607894 |
AIX | 98756 | 186334 | 285090 |
注:vm811unixpatch.tar を解凍するには、さらに約 170 MB のディスク容量が必要です。ただし、このファイルの解凍先は、ネットワーク上の任意の場所や CD-R でもかまいません。
Version Manager には Serena License Manager 2.1.4 が必要です。
Serena Builder のユーザは、Serena サポートサイトの Serena Builder 6.41.1 のページからインストーラをダウンロードできます。Pro DVD に Serena Builder は収録されていません。
Version Manager を Serena Builder に統合するためのライブラリファイルをダウンロードして、インストールする必要があります。この処理は、Serena Builder をインストールする前に実行する必要があります。
ライブラリファイルインストーラは zip ファイル(VM_Builder_Int.zip)として入手できます。このファイルを解凍して、VM_Builder_Integration ディレクトリを展開します。このディレクトリには、Windows(setup.exe)および UNIX(vm_builderinst および vm_builder.zip)の両方のプラットフォームに対応したインストーラが格納されています。
Serena Builder Integration ライブラリファイルは Version Manager ライブラリパス(Install_Dir\vm\common\lib)にインストールされます。
Version Manager は Serena TeamTrack 6.6.1、Serena Business Mashups 2008 R2 および Serena Business Mashups 2009 R1 と統合されています。
Internet Explorer を使用している場合、Version Manager 統合から TeamTrack 6.5 に Issue を提出できない可能性があります。これは、TeamTrack のテンプレートが変更されていることが原因です。対処方法については、TeamTrack の Readme を参照してください。
Version Manager は、Version Manager File Server、Web Server、および Meritage(WebDAV)のサポートとして、Tomcat 5.0.28 のプライベートコピーをインストールします。この Tomcat のインストールは、Version Manager と連動することを目的としています。Version Manager は、一般的な Tomcat のインストールとは連動しません。すでに他の Tomcat をインストールしている場合は、これらのインストールで同じポート(8005、8009、8080、8090)が使用されていないことを確認する必要があります。
パート2:Version Manager CLI、デスクトップクライアント、File Server、および PCLI |
Version Manager クライアントが、使用できない Version Manager ファイルサーバにアクセスするように設定されている場合、クライアントはハングアップします。これを回避するには、旧ファイルサーバ定義を servers.ini ファイルから削除してください。クライアントをファイルサーバと使用する設定の詳細については、『Version Manager 管理者ガイド』を参照してください。
インストールを行う前に、アンチウイルスソフトウェアを無効にしてください。特に、ファイルにアクセスするたびに、リアルタイムでファイルをスキャンするアンチウイルスソフトウェアを無効にする必要があります。このようなリアルタイムスキャンのソフトウェアによって、サンプルデータベースの作成中にインストーラがハングアップする場合があります。
Version Manager File Server コンポーネントをインストールする際、Web Server Application も選択する必要があります。選択しなかった場合、File Server は正常に起動しません。
英語以外のシステムに英語バージョンの Version Manager がインストールされている場合、Version Manager のパッチをインストールすると、オペレーティングシステムの言語と一致するように Version Manager インターフェイスが変更されることがあります。
英語バージョンのインターフェイスに戻すには、次のファイルを削除します。
LDAP サーバが Secure Sockets Layer(SSL)を使うように設定されているが、VM_Install_Dir/vm/common/bin/OS ディレクトリに証明書データベースがないか、または必要な SSL 証明書が証明書データベース内に格納されていない場合、次のようなエラーが通知されます。
「LDAP サーバへの接続に失敗しました。」
「ログインアカウント UserName が無効なため、このプロジェクトにアクセスできません...」
Readme ファイル(Usage_Cautions.html)の『LDAP 接続/認証が失敗する』を参照してください。
サンプルデータベースをインストールするよう指定した場合、インストール時にこのエラーメッセージが表示されることがあります。このエラーが発生するのは、PCLI コマンドを実行しようとした場合です。このエラーが発生した場合、デスクトップクライアントおよび PCLI がハングアップするおそれがあります。ハングアップするのは、地域のタイムゾーンが[Australia/Melbourne(オーストラリア/メルボルン)]に設定されている場合です。また、他のタイムゾーンに設定した場合でもハングアップする可能性があります。
この問題を回避するには、時差が[Australia/Melbourne(オーストラリア/メルボルン)]と同じである別のタイムゾーンを指定します。タイムゾーンを変更する方法は 2 つあります。
/usr/sbin/timeconfig を(ルートとして)使って、別のタイムゾーンを指定します。時差が同じである別の GMT タイムゾーンを指定してみてください。このタイムゾーンの設定は、そのシステム全体に適用されます。
Version Manager デスクトップクライアントまたは Version Manager PCLI を起動する際に使うシェル内で、環境変数 TZ を定義します。次に例を示します。
export TZ=GMT-9
この環境変数をユーザが設定し忘れた場合にハングアップするのを防ぐため、VM_Install_Dir/vm/linux/bin/pvcsvmdmn ファイルの 2 行目に次の記述を追加することもできます。
TZ=GMT-9; export TZ
Version Manager Application Server を NT サービスとしてインストールしている場合、アップグレードする前にこの NT サービスを削除する必要があります。
この NT サービスを削除するには、次の手順を実行します。
[スタート]−[Serena]の下で適切なメニュー項目を選択し、Version Manager Application Server Configuration ユーティリティを起動します。
次に、[NT サービスの削除]ボタンをクリックします。
コンピュータを再起動します。
Version Manager Web Server、Version Manager File Server、または Version Manager WebDAV Server を使う場合、アップグレードする前にサーバを停止する必要があります。詳細については、『Serena PVCS Version Manager インストールガイド』を参照してください。
Version Manager File Server を使う場合、Version Manager クライアントと Version Manager サーバの最新バージョンを両方ともインストールする必要があります。
注:作業を再開する前にサーバとクライアントの両方のアップグレードはできない場合、サーバのアップグレードを完了してから作業を再開してください。古いサーバに対して新しいクライアントを実行するより、新しいサーバに対して古いクライアントを実行する方が問題が発生する可能性は低くなります。どちらも推奨はしませんが、新しいサーバに対して古いクライアントを実行する方が問題が発生する可能性は低くなります。
注: これは、フルリリースのみに適用され、パッチには適用されません。
Version Manager を旧バージョンと同じ場所にインストールする場合、アップグレードする前に旧バージョンをアンインストールする必要があります。サンプルデータベースは残しておいてもかまいませんが、その他のファイルはすべて削除すべきです。このアンインストール作業を実行しなかった場合、アップグレード時に競合が発生するおそれがあります。
Windows 上のサーブレット定義を保持するには、まず、PVCSServlets.properties ファイルをバックアップし、新バージョンのインストール後にそのファイルを VM_Install_Dir\vm\inet\props\PVCSServlets.properties ファイルに復元します。次に、Version Manager Web Server Application Configuration ユーティリティを起動し、[Netscape コンフィグレーションファイルの場所]の値または[Microsoft IIS スクリプトディレクトリの場所]の値(あるいはその両方)が新バージョンのインストール場所と合致していることを確認します(なぜなら、これらの値は PVCSServlets.properties から継承されるからです)。最後に、[サーブレット]タブを開いて、一覧の先頭に表示されているサーブレットを選択し、[変更]をクリックして[適用]をクリックします。残りのすべてのサーブレットに対しても同じ操作を実行します。
UNIX 上で Version Manager Server 6.8.00 を使っている場合は、VM6800_Install_Dir/vminet/tomcat/webapps/vminet/WEB-INF/web.xml ファイルを保持すべきです。また、Version Manager Web クライアント 6.8.1x 以降を使っている場合は、VM681x_Install_Dir/vm/common/tomcat/webapps/vminet/WEB-INF/web.xml ファイルを保持すべきです。新バージョンのインストール後、旧バージョンの web.xml ファイルに追加されていた、プロジェクトデータベースを参照する各サーブレットの記述(<servlet> タグと </servlet> タグで囲まれた部分、タグも含む)をコピーし、新バージョンの web.xml ファイルに貼り付けます(このファイルは VM_Install_Dir/vm/common/tomcat/webapps/vminet/WEB-INF ディレクトリにあります)。また、これらの各サーブレットに対して 2 つ存在するサーブレットマッピングの記述(<servlet-mapping> タグと </servlet-mapping> タグで囲まれた部分、タグも含む)も、新バージョンの web.xml ファイルにコピーすべきです。
注:
このアップグレードの前に Version Manager File Server を使用してプロジェクトデータベースにアクセスしていた場合は、上記の手順を実行する前に File Server パスマップ定義を再設定する必要があります。8.0.0.3 より前のバージョンからアップグレードしている場合は、この操作を手動で実行する必要があります。
8.0.0.3 以降からアップグレードしている場合は、新しくインストールした場所の Install_Dir\vm\common\tomcat\webapps\serenafs\WEB-INF\ ディレクトリに server-config.wsdd を復元することができます。これにより、以前のファイルサーバ定義が維持されます。
6.8.00 より前の UNIX 版 Version Manager リリースにおいて servlets.properties 内で定義されているサーブレットは、保持できません。
アンインストールする前に、Version Manager Web Server と社内 Web サーバ(IIS、iPlanet、Java System Web Server、または Apache を実行しているサーバ)を必ず停止してください。
次のファイルをバックアップしておくことを推奨します。
Install_Dir\vm\common\bin\pvcsstart.bat(UNIX の場合は pvcsstart.sh のみ)
Install_Dir\vm\common\tomcat\conf\jk\uriworkermap.properties(Windows のみ)
Install_Dir\vm\inet\props\PVCSServlets.properties(Web サーバのみ)
Install_Dir\vm\common\tomcat\webapps\vminet\WEB-INF\web.xml(ファイルサーバのみ)
Install_Dir\vm\common\tomcat\webapps\webdav\WEB-INF\web.xml(WebDAV サーバのみ)
Install_Dir\vm\common\tomcat\webapps\serenafs\WEB-INF\server-config.wsdd
Windows Vista で統合機能を使用するには、Vista に管理者ユーザとしてログインするか、〈管理者として実行(Run As Administrator)〉 オプションを有効にした状態で Visual Studio を起動する必要があります。
Visual Studio のショートカットを右クリックして表示されるポップアップメニューで〈管理者として実行(Run as administrator)〉を選択するか、または、常に管理者として実行するようショートカットを設定することもできます。
サーバへのインストール時に使うパス名の中に 9 文字以上のディレクトリ名が含まれている場合、まずネットワークドライブをその場所にマッピングし、ドライブマッピングを使って Version Manager をインストールしなければならないことがあります。ドライブマッピングを使わない場合、「セットアップ用実行ファイルへのパスが無効である」という内容のエラーメッセージが表示されることがあります。
Version Manager のインストール時またはネットワーク上にインストールした Version Manager の使用時にエラーが発生しないようにするため、ネットワークパス名の中に 9 文字以上のディレクトリ名を含めないでください。
Microsoft Novell クライアントドライバを使って NetWare サーバにアクセスしている場合、ワークステーションにインストールした Version Manager が予期しない動作をすることがあります。Novell Netware クライアントドライバの使用を推奨します。
Version Manager 8.1 から 8.2 にアップグレードした場合、ユーザのカスタム設定情報ファイル islv.ini は \Windows. に格納されます。
Version Manager 8.2 を新規にインストールした場合、islv.ini は \Documents and Settings\All Users\Application Data\Serena\VM. に格納されます。
詳細については、『Serena PVCS Version Manager 8.2 インストールガイド』を参照してください。
管理者権限のないアカウントでインストールしようとした場合、InstallShield でエラーが発生し、winnt/IsUnist.exe ファイルを削除するよう要求されます。このファイルを削除する場合も、管理者権限が必要です。
管理者権限のないアカウントで Version Manager をインストールしようとしていて、かつ、winnt/IsUnist.exe ファイルが削除されている場合、エラーを示すボックスが開きます。このボックスには、「X」マーク(背景色は赤)と[OK]ボタンが表示されます。[OK]をクリックすると、インストール処理が終了します。このボックスを無視すると、インストールを最後まで実行できます。
この設定はサポートされていません。
インストールされている IDE クライアントのビルドが 6.7.11 SP2 より古い場合、Version Manager のアップグレード時に IDE クライアントを一緒にアップグレードする必要があります。6.7.11 SP2 より古いビルドの Version Manager IDE クライアントは、Version Manager の新しいビルドと組み合わせて使用することはできません。
UNC 共有のルートにインストールする場合、必要ディスク容量が 0 と表示されます。インストール先として UNC 共有上のディレクトリを選択した場合、必要ディスク容量は正しく表示されます。いずれの場合でも、UNC 共有上に実際に十分なディスク空き領域があれば、Version Manager は正しくインストールされます。
Version Manager をインストールするには、Windows がインストールされているドライブ上に 450 MB(CD-ROM からインストールする場合は 150 MB)の空き領域、インストール先ドライブ上に 600 MB の空き領域が必要です。インストール時に作成される一時ファイルを削除する場合、Version Manager のインストール後は、この容量の空き領域は必要ありません。
UNIX 上でエンドユーザワークステーションに対するライセンスをセットアップするため、vmreg というシェルスクリプトによって、$PVCS_BINDIR ディレクトリにある license.ini ファイルまたは エンドユーザのホームディレクトリにある .islvrc ファイル(あるいはその両方)が更新されます。vmreg スクリプトは、Version Manager のインストールスクリプトおよび起動スクリプトによって自動的に実行されますが、管理者やユーザが手動で実行することもできます。たとえば、管理者は現在のコンフィグレーションファイル情報を $PVCS_BINDIR/license.ini ファイルに保存できます。その後各ユーザは、vmreg スクリプトを実行することにより、その情報を自分の .islvrc ファイルに移動できます。コマンドラインを使っているが PCLI またはデスクトップクライアントを使っていないエンドユーザは、コマンドラインを使うメニューに vmreg スクリプトを 1 回実行する必要があります。
このスクリプトを呼び出す方法は、次のとおりです。
vmreg [server] コマンドを実行すると、$PVCS_BINDIR/license.ini ファイル内のライセンス情報が .islvrc ファイルにコピーされます。server 引数を指定した場合、$PVCS_BINDIR/license.ini ファイル内のサーバ名が使われるのではなく、引数のサーバ名が使われます。このコマンドは、ユーザがコマンドラインから実行します。
vmreg -t コマンドを実行すると、.islvrc ファイル内にサーバ定義が存在しない場合のみ、$PVCS_BINDIR/license.ini ファイル内のライセンス情報が .islvrc ファイルにコピーされます。PCLI およびデスクトップクライアントでは、起動時にこのコマンドが自動実行されます。
vmreg -m server コマンドを実行すると、サーバ名に基づいて $PVCS_BINDIR/license.ini ファイルが更新され、更新後データが .islvrc ファイルにコピーされます。このコマンドは、Version Manager インストールスクリプトおよび管理者によって実行されます。
vmreg -h コマンドを実行すると、使用状況に関する情報が表示されます。
vmreg -v コマンドを実行すると、バージョン情報が表示されます。
Version Manager Web Server と Version Manager File Server が HP-UX 上で正しく動作するようにするため、次のカーネルパラメータ値を設定します。
max_thread_proc 1000
maxfiles 2000
重要:カーネルパラメータ値の設定後、カーネルを再構築する必要があります。
一部の UNIX プラットフォームでは、Version Manager で使われる JRE を実行するために、パッチを適用する必要があります。詳細については、Serena の Web サイトのサポートページ(support.serena.com)をご覧ください([Advanced Search]ページで KB70396 を検索)。
Version Manager のインストール後、Linux、Solaris、HP-UX、および AIX 上で Web クライアントを使用するユーザは、新しいサーバにログインする前に新しい Web クライアントアプレットをインストールする必要があります。新しい Web クライアントアプレットをインストールしなかった場合、予期しない動作が発生するおそれがあります。たとえば、チェックアウト処理が成功した後にエラーメッセージが表示されることがあります。
パート3:Version Manager IDE クライアント |
Version Manager IDE クライアントでサポートされている開発環境は、次のとおりです。
重要:
Eclipse/RAD: Eclipse/RAD のインストールに Eclipse フレームワークアプリケーションを追加して強化するには、まず Eclipse/RAD および Version Manager のリッチな IDE プラグインをインストールして、これらが正しく機能することを確認します。Eclipse フレームワークアプリケーションを追加インストールした後に問題が発生した場合は、Eclipse 自体の問題、または Version Manager と Eclipse 間の統合の問題ではなく、追加ソフトウェアの問題であることが分かります。
VisualAge for Java:IBM VisualAge for Java と統合する場合、前述の IBM 提供パッチをインストールする必要があります。
Visual InterDev/FrontPage の Web プロジェクトに関連付けられた Version Manager プロジェクトでは、Windows セキュリティが使用されます。Web プロジェクトに対してアクセスコントロールデータベースを設定しないでください。
詳細については、『Serena PVCS Version Manager IDE クライアント操作ガイド』を参照してください。
Version Manager IDE クライアントは、Serena TrackerLink 6.5 以降と組み合わせて実行できます。ただし、[チェックアウトの取り消し時に関連付けをすべて解除]チェックボックスを使う場合は、Tracker 6.6 以降が必要です。
JRE の旧バージョンを使っている場合、1.4.2_06 より前のバージョンの JRE で公開されていた TeamTrack 認証問題が原因で、Eclipse の[問題]ビューにレポートと問題が表示されないことがあります。
TeamTrack サーバが NTLM 認証を使用している場合、Eclipse へのリッチな機能統合は正しく機能しません。Issue を提出することは可能ですが、Active Issues や IDE Folder ビューを使用して Issue を表示することはできません。
この問題を回避するには、統合クライアントが Windows 以外のプラットフォームにあるときに、NTLM を使用しないようにしてください。NTLM を使用する必要がある場合は、TeamTrack/IIS サーバ上に外部仮想ディレクトリを設定してください。
[Serena Issues]ビューで日本語文字を正しく表示するには、TeamTrack 6.3 以降と組み合わせて使う必要があります。
ソース管理下にあり、XDE を含むソリューションを開くと、Visual Studio がクラッシュする場合があります。これは、XDE が旧バージョンの JRE をロードすることに関連しています。
Version Manager のプラグインは、Rational Application Developer 7.0.0.0 と連携しません。RAD のインストール中に、インストールをアップグレードするように選択できます。必ず、Rational Application Developer 7.0.0.2 以上をインストールしてください。
注: Version Manager パッチインストーラに Eclipse プラグインインストールダイアログは組み込まれていません。既存の Rational Application Developer 6 および Version Manager 8.2 統合を RAD 7 および VM 8.2 にアップグレードするには、次の手順を実行します。
Windows の[プログラムの追加と削除]ユーティリティを実行します。
インストールされている Version Manager 8.1.4.x パッチを選択して、アンインストールします。
[Serena PVCS Version Manager 8.2]インストールを選択して、[変更と削除]ボタンをクリックします。
[変更]オプションを選択して、[次へ]ボタンをクリックします。
Eclipse プラグインの横にあるチェックボックスの選択を解除し、[次へ]ボタンをクリックします。
[終了]ボタンをクリックします。
[プログラムの追加と削除]ユーティリティに戻り、[Serena PVCS Version Manager 8.2]インストールを選択して、[変更と削除]ボタンをクリックします。
目的の Eclipse プラグインの横にあるチェックボックスを選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
RAD 7 または汎用 Eclipse と統合している場合は、[追加]ボタンをクリックし、Eclipse インストールのパスの入力を求めるプロンプトが表示されたら、パスを入力します。デフォルトでは、RAD 7 は次の場所にインストールされます。
C:\Program Files\IBM\SDP70
注:WSAD 5 または RAD 6 インストールは、ダイアログに自動的に追加されます。リストからこれらを削除するには、選択して、[削除]ボタンをクリックします。
[次へ]ボタンをクリックします。
[終了]ボタンをクリックします。
バージョン 8.2 の Version Manager IDE クライアントを使用するには、システム上の旧バージョンの IDE クライアントをすべてアンインストールしてから、Version Manager 8.2 をインストールする必要があります。Version Manager 8.2 をインストールした後に、旧バージョンの IDE クライアントを使用する場合は、Version Manager 8.2 をアンインストールしてから、古いソフトウェアをインストールする必要があります。
システムに Serena TrackerLink がインストールされている場合、IDE クライアントのインストール後でも、TrackerLink は有効なソース管理プロバイダのままです。
IDE クライアントと TrackerLink を組み合わせて使用するには、次の手順を実行します。
開いている IDE をすべて終了します。
[スタート]−[Serena Tracker]−[TrackerLink]を選択します。[Serena TrackerLink]ダイアログボックスが開きます。
[SCC プロバイダ]ドロップダウンリストの一覧で、[Serena PVCS Version Manager]を選択します。
[アクティブにする]ボタンをクリックします。変更内容は、IDE の次回起動時に有効になります。
TrackerLink を使わずに IDE クライアントを使うには、次の手順を実行します。
開いている IDE をすべて終了します。
[スタート]−[Serena]−[Serena PVCS Version Manager]−[Version Manager IDE クライアント]−[Serena プロバイダの選択]を選択します。[Serena プロバイダの選択]ダイアログボックスが開きます。
[Serena PVCS Version Manager]を選択します。
[OK]をクリックします。変更内容は、IDE の次回起動時に有効になります。
Version Manager 統合を Visual Studio にインストールする前に、IDE を少なくとも 1 回実行する必要があります。そうでない場合、次回 Visual Studio を起動したときにパッケージロードエラーが表示される可能性があります。このエラー自体は問題ではありませんが、このパッケージを後でロードするかどうかの確認が表示されます(ロードは必須です)。この時点で不適切な選択を行うと、統合が無効になり、統合を修正するためのアンインストールと再インストールが必要になります。Visual Studio を次回開くと、正しくロードが行われます。
現在 TrackerLink と SCC IDE を組み合わせて使っているが、TrackerLink の代わりに TeamTrack SourceBridge を使いたい場合、SourceBridge をインストールする前に、SCC プロバイダを TrackerLink から Version Manager に変更します。SourceBridge をインストールすると、自動的に SCC プロバイダに設定され、SCC 情報が Version Manager に渡されます。
SCC プロバイダを設定するには、Version Manager SCC Admin を起動します。詳細については、『Serena PVCS Version Manager IDE クライアント操作ガイド』を参照してください。
SourceBridge をインストールしたが、TrackerLink を引き続き SCC プロバイダとして設定している場合、SourceBridge は TrackerLink を SCC プロバイダとして使おうとします。この場合、ソース管理は正常に実行されません。
この問題を解決するには、[SourceBridge]ダイアログボックスの[システム設定]タブで SCC プロバイダを設定します。詳細については、『Serena PVCS Version Manager 管理者ガイド』の『About Setting Up SourceBridge』を参照してください。
回避策:再起動してシステムのパス情報を更新します。
パート4:Version Manager Web クライアント |
Version Manager を旧バージョンと同じ場所にインストールする場合、アップグレードする前に旧バージョンをアンインストールする必要があります。サンプルデータベースは残しておいてもかまいませんが、その他のファイルはすべて削除すべきです。このアンインストール作業を実行しなかった場合、アップグレード時に競合が発生するおそれがあります。
Windows 上のサーブレット定義を保持するには、まず、PVCSServlets.properties ファイルをバックアップし、新バージョンのインストール後にそのファイルを VM_Install_Dir\vm\inet\props\PVCSServlets.properties ファイルに復元します。次に、Version Manager Web Server Application Configuration ユーティリティを起動し、[Netscape コンフィグレーションファイルの場所]の値または[Microsoft IIS スクリプトディレクトリの場所]の値(あるいはその両方)が新バージョンのインストール場所と合致していることを確認します(なぜなら、これらの値は PVCSServlets.properties から継承されるからです)。最後に、[サーブレット]タブを開いて、一覧の先頭に表示されているサーブレットを選択し、[変更]をクリックして[適用]をクリックします。残りのすべてのサーブレットに対しても同じ操作を実行します。
UNIX 上で Version Manager Server 6.8.00 を使っている場合は、VM6800_Install_Dir/vminet/tomcat/webapps/vminet/WEB-INF/web.xml ファイルを保持すべきです。また、Version Manager Web クライアント 6.8.1x 以降を使っている場合は、VM681x_Install_Dir/vm/common/tomcat/webapps/vminet/WEB-INF/web.xml ファイルを保持すべきです。新バージョンのインストール後、旧バージョンの web.xml ファイルに追加されていた、プロジェクトデータベースを参照する各サーブレットの記述(<servlet> タグと </servlet> タグで囲まれた部分、タグも含む)をコピーし、新バージョンの web.xml ファイルに貼り付けます(このファイルは VM_Install_Dir/vm/common/tomcat/webapps/vminet/WEB-INF ディレクトリにあります)。また、これらの各サーブレットに対して 2 つ存在するサーブレットマッピングの記述(<servlet-mapping> タグと </servlet-mapping> タグで囲まれた部分、タグも含む)も、新バージョンの web.xml ファイルにコピーすべきです。
6.8.00 より前の UNIX 版 Version Manager リリースにおいて servlets.properties 内で定義されているサーブレットは、保持できません。
アンインストールする前に、Version Manager Web Server と社内 Web サーバ(IIS、iPlanet、Java System Web Server、または Apache を実行しているサーバ)を必ず停止してください。
次のファイルをバックアップしておくことを推奨します。
Install_Dir\vm\common\bin\pvcsstart.bat(UNIX の場合は pvcsstart.sh のみ)
Install_Dir\vm\common\tomcat\conf\jk\uriworkermap.properties(Windows のみ)
Install_Dir\vm\inet\props\PVCSServlets.properties(Web サーバのみ)
Install_Dir\vm\common\tomcat\webapps\vminet\WEB-INF\web.xml(ファイルサーバのみ)
Install_Dir\vm\common\tomcat\webapps\webdav\WEB-INF\web.xml(WebDAV サーバのみ)
Install_Dir\vm\common\tomcat\webapps\serenafs\WEB-INF\server-config.wsdd
アプレットが完全に削除されていない場合、別のバージョンをインストールした後に異常な動作が発生するおそれがあります。アプレットを削除するには、次の手順を実行します。
<Windows Dir>\Downloaded Program Files ディレクトリ内の VM I-Net アプレットを右クリックして削除します。
<Windows System Dir>\vmi660.dll ファイルを削除します。
<Windows Dir>\Java\lib\vmi660.zip ファイルを削除します。
レジストリエディタで次のエントリを削除します。
HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{CCF028C4-4631-11D3-90BD-00A0C9B727E1}
<Windows Dir>\Downloaded Program Files ディレクトリ内の VM I-Net アプレットを右クリックして削除します。
<Windows System Dir>\vmi660.dll ファイルを削除します。
<Windows Dir>\Java\lib\vmi660.jar ファイルを削除します。
レジストリエディタで次のエントリを削除します。
HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{CCF028C4-4631-11D3-90BD-00A0C9B727E1}
Version Manager Web クライアントにアクセスするには、Vista の Internet Explorer で[保護モード]オプションを無効にする必要があります。オプションを無効にするには、Internet Explorer のステータスバーの[保護モード:有効]ステータスメッセージをダブルクリックするか、[ツール]−[インターネット オプション]−[セキュリティ]の順に選択し、[保護モードを有効にする]チェックボックスをオフにします。
PVCS Version Manager Application Server を NT サービスとしてインストールしている場合、アップグレードする前にこの NT サービスを削除する必要があります。そのためには、[スタート]−[プログラム]−[Serena]−[PVCS Version Manager 8.2]−[Version Manager Application Server]の順に選択して、[Version Manager Application Server Admin]を起動します。次に、[NT サービスの削除]ボタンをクリックします。
注: この手順は、すべてのプラットフォームで共通です。
サーブレットが 6 個以上ある場合、Version Manager Web Server を手動で再設定するのは、現実的ではありません。重要なコンフィグレーションファイルを新しいサーバに「移行」することにより、作業をある程度自動化できます。ただし、移行するサーブレット数が多い場合、留意すべき点があります。
インストール先ディレクトリが同じである場合、これらのファイルへの内部パスは引き続き有効であるはずです。ただし、次のファイルについては念のため確認してください。
...\Serena\vm\common\tomcat\webapps\vminet\WEB-INF\web.xml
サーバ名が同じである場合、このパラメータは引き続き有効であるはずです。ただし、新しいサーバに移行する場合、次のファイルを修正すべきです。
...\Serena\vm\common\tomcat\webapps\vminet\WEB-INF\web.xml
...\Serena\vm\inet\props\PVCSServlets.properties
Version Manager 8.0 では、使われる AJP ワーカが異なります(AJP12 ではなく AJP13)。これについても、修正することを推奨します。次のファイルを確認してください。
...\Serena\vm\common\tomcat\conf\jk\uriworkermap.properties
Version Manager 7.5 には、最新バージョンで廃止されたパラメータが 1 つあります。このパラメータは削除されます。このパラメータは、新規ファイルには書き込まれません。
次のファイルを編集します。
...\Serena\vm\common\tomcat\webapps\vminet\WEB-INF\web.xml
ProjectServletAlias に対するサーブレットマッピングを削除します。この編集作業には細心の注意を払う必要があります。該当セクション全体を正確にコメントアウトまたは削除してください。ファイル内容を注意深く調べれば、対象箇所は簡単に見つかります。このセクションは次のような内容になっています。
<servlet-mapping>
<servlet-name> ProjectServletAlias </servlet-name>
<url-pattern> /ProjectRootName </url-pattern>
</servlet-mapping>
警告:既存ファイルを修正する際、事前にバックアップしておくことを推奨します。
補足:File Server に備わっているプロジェクトデータベース(PDB)は、前述のコンフィグレーションファイル内で他の PDB と同じように記述されています。File Server PDB にアクセスする際に別の操作を実行する必要はありません。
Version Manager Web クライアントをインストールする際に、別の Version Manager Web クライアントインスタンスが実行中であった場合、エラーが発生します。ほかのブラウザウィンドウを閉じてから、Version Manager Web クライアントをインストールしてください。
注:場合によっては、古いアプレットを削除する必要があります。詳細については、7.2 項の「Windows:管理者権限を持たないユーザは、Web クライアントをアンインストールできない」を参照してください。
Sun JRE 1.4.0x を使用すると Internet Explorer が不安定になる可能性があり、推奨できません。たとえば、自動ログオンを使用するとブラウザがクラッシュする可能性があります。これらの問題を回避するには、JRE 1.5x を使用します。
ブラウザで Cookie を無効にしている場合、Version Manager Web クライアントにログインできません。Version Manager Web クライアントでは、ログイン情報が Cookie に格納されます。
Version Manager のインストール後に Version Manager Web Server Application を追加インストールする場合、Version Manager Application Server Admin ツールを起動して次の手順を実行する必要があります。
この手順を実行しない場合、/vminet.html または /serenafs/Admin(File Server がインストールされている場合)を使用できません。
この設定はサポートされていません。
Windows 2000 Server コンピュータに Version Manager Web クライアントをインストールする場合、そのコンピュータに対する管理者権限が必要です。
Pentium IV 搭載サーバ上で iPlanet Web Server を起動するには、内部サーブレットサポート機能を無効にする必要があります。[iPlanet Web Server の管理]ページで、管理対象サーバを選択します。[サーブレット]タブを開き、[サーブレットエンジンをアクティブにする]で[いいえ]を選択します。
Version Manager アプレットが正しくロードされるようにするため、次のように、ブラウザの場所をパスに追加する必要があります。次に例を示します。
PATH=/apps/mozilla:$PATH; export PATH
補足:実行ファイルへの完全修飾パスを使用して、ブラウザを起動しないでください。代わりに、PATH 変数を使用してください。
mozilla &
Version Manager のインストール後に、別の Web サーバを設定して Version Manager と連係動作させることができます。別の Web サーバを設定するには、次のコマンドを実行します。
VM_Install_Dir/vm/OS/bin/configure_inet VM_Install_Dir
例:
/usr/serena/vm/linux/bin/configure_inet /usr/serena
SSL 対応のサーバ上で、TrackerLink を Version Manager Web クライアントおよび Tracker Web クライアントと組み合わせて使うには、JRE キーストアに SSL 証明書を追加する必要があります。追加しない場合、TrackerLink の Issue の関連付けを行うことができません。
Tracker Web Server と Version Manager Web Server をインストールおよび設定した後、次の手順を実行します。
JDK 1.4.2x または 1.5x をまだインストールしていない場合は、ダウンロードしてインストールします。
ご使用の Web サーバ上で SSL を有効にするための証明書ファイルが存在する場所を確認します。証明書ファイルは VeriSign などの認証機関から発行されるものであり、.CER という拡張子が付いています。
次のコマンドを実行します。
JDK_Install_Dir\bin\keytool.exe -import -file Certificate_File -keystore Install_Dir\vm\common\jre\win32\lib\security\cacerts
各パラメータの内容は次のとおりです。
JDK_Install_Dir は、JDK 1.4.2x または 1.5x のインストール場所です。
Certificate_File は、SSL 証明書ファイルへのパスとファイル名です。
Install_Dir は、Version Manager Web Server のインストール場所です。
プロンプトが表示されたら、JRE キーストアのパスワードを入力します。デフォルトのパスワードは changeit です。
Version Manager Web クライアントのインストール完了後のディスク空き容量が十分でない場合、Serena PVCS Version Manager MSI ファイルを削除できます。このファイルは通常 C:\Windows\Downloaded Installations フォルダに生成され、サイズは約 110 MB です。
このファイルを削除した後でも、コントロールパネルの[プログラムの追加と削除]を使って Version Manager を修正および削除できます。
Version Manager Web クライアントのユーザが Version Manager File Server 上のプロジェクトデータベースにアクセスできるようにするには、File Server にアクセスできるように Version Manager Web Server を設定する必要があります。このように設定するには、Version Manager Web Server を実行しているコンピュータ上で Version Manager デスクトップクライアントを実行し、[管理]−[File Server]を選択して Version Manager File Server に関する情報を指定します。その後、サーブレットのセットアップ時に、File Server へのパスマップのクライアント名に基づく場所をプロジェクトデータベースに対して指定します。Version Manager Web クライアント自体のセットアップ作業は不要です。
注:Windows Server 2003 上で IIS 6 を使っている場合、isapi-redirect.dll ファイルを Web サービス拡張ファイルとして設定するための簡単な作業を追加実行する必要があります。詳細については、「Windows Server 2003 上で IIS 6 を使っている場合、追加セットアップ作業が必要である」を参照してください。
Version Manager Web Server または Version Manager WebDAV Server を実行する場合、Apache Web サーバに動的共有オブジェクト(DSO)サポート機能を追加する必要があります。ご使用の Apache Web サーバに DSO サポート機能が追加されているかどうかを確認するには、「サポート対象のプラットフォーム / システム要件」のトピックを参照してください。
パート5:Version Manager WebDAV Server |
Version Manager は、次の WebDAV クライアントで機能します。
注:
PVCS Version Manager Application Server を NT サービスとしてインストールしている場合、アップグレードする前にこの NT サービスを削除する必要があります。そのためには、[スタート]−[プログラム]−[Serena]−[PVCS Version Manager 8.2]−[Version Manager Application Server]の順に選択して、[Version Manager Application Server Admin]を起動します。次に、[NT サービスの削除]ボタンをクリックします。
Version Manager Web Server または Version Manager WebDAV Server を実行する場合、Apache Web サーバに動的共有オブジェクト(DSO)サポート機能を追加する必要があります。ご使用の Apache Web サーバに DSO サポート機能が追加されているかどうかを確認するには、「サポート対象のプラットフォーム / システム要件」のトピックを参照してください。
Version Manager WebDAV Server はデフォルトで、Serena Meritage クライアントと連係動作するように設定されています。Meritage は Office の機能を拡張するものであり、ユーザは、Word、Excel、および PowerPoint でチェックインやチェックアウトなどの Version Manager 機能を利用できます。Meritage は使いたくないが Office を WebDAV クライアントとして使いたい場合、Version Manager WebDAV Server の設定を修正するため、VM_Install_Dir/mv/common/tomcat/webapps/SampleDB.dav/WEB-INF/classes/webdav.properites ファイル内の次の行をコメントアウトする必要があります。
Dav.NoLockAgent.Microsoft-Office=Microsoft Data Access Internet Publishing Provider DAV
重要:この修正内容を有効にするには、Tomcat および設定済み Web サーバを再起動する必要があります。
Meritage と Version Manager WebDAV Server の詳細については、ユーザガイドとインストールガイドを参照してください。
パート6:Serena Meritage |
Microsoft PowerPoint は Serena Meritage ではサポートされていません。
パート7:著作権/免責事項/サポート |
Serena のサポート部門に問い合わせるには、support.serena.com でログインしてください。
Version Manager Web Server、Version Manager File Server、および Version Manager WebDAV Server によって使われ、これらのソフトウェアと一緒に配布されるサードパーティ製コンポーネントに対して、以下の免責事項が適用されます。サードパーティ製コンポーネントに関する謝辞については、Serena PVCS Version Manager のマニュアルを参照してください。サードパーティ製コンポーネントに関する補足情報については、各コンポーネントのライセンスファイルを参照してください。
Java ランタイムエンジン、Tomcat、および Xerces Java パーサ(このソフトウェア)は現状有姿のままで提供されるものであり、商品性および特定目的に対する適合性について、明示であると黙示であるとを問わず、一切保証されません。Sun Microsystems、Apache Software Foundation、または Apache Software Foundation 参加企業は、いかなる場合も、このソフトウェアの使用によって発生する直接損害、二次的損害、偶発的損害、特別損害、懲罰的損害、または間接損害(代用品または代替サービスの調達、使用不能状態の発生、データの喪失、利益の喪失、業務の中断など)に対して、そのような損害が発生する可能性が忠告されていたとしても、いかなる責任法理(契約、厳格責任、不法行為(過失の場合と過失でない場合))に基づくものであろうと、責任を負わないものとします。
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