9.2.10 [転送] ダイアログボックス (VT と HP)

オプションは次のとおりです。

ローカル

[ファイル名]

転送するファイルのパスおよびファイル名を入力します。複数のファイル名はカンマで区切ります。標準的な PC のワイルドカード文字を使用できます。

[ローカルフォルダ]

転送するファイルを含むフォルダを参照します。

[転送]

[転送] ボタンをクリックすると、指定した転送先にファイルが移動します。

[プロトコル]

使用するファイル転送プロトコルを選択します。

詳細については、「転送プロトコル」の項目を参照してください。

[転送方式]

目的の転送形式を選択します。転送形式により、ファイルの保存方法および転送中に行われるデータの処理方法が決まります。

詳細については、「転送形式」の項目を参照してください。

[ファイル既存の場合に]

ターゲットの場所に転送済みのファイルがすでに存在する場合の処理を選択します。

詳細については、「既存ファイルの転送」の項目を参照してください。

[ホストレコードサイズ]

メモ:このボックスは、[ファイルの転送設定] ダイアログボックスの [全般] タブで [ファイルの転送] > ダイアログボックスで [レコードサイズを表示する] をオンにした場合にのみ表示されます。

0 から 32767 までの間の値を入力します (既定値は 0)。

この設定値は、ファイルのレコードに格納できるデータ量の上限です。最大レコードサイズを超えるレコードは複数のレコードに分割されます。0 に設定されている場合、選択した転送方式に基づき、ホストがレコードサイズを決定します (テキスト転送に上限はありませんが、バイナリ転送では 512 バイトのレコードが使用されます)。ファイルのサイズに疑問がある場合は、同じプログラムが使用する他のホストファイルを確認してください。

Reflection for HP with NS/VT を使用して HP ホストに転送を実行する場合、テキスト転送は 80 バイト、バイナリ転送は 244 バイト (ホスト側で 122 単語) が既定値となります。

[設定]

ファイル転送の設定値を構成します。

詳細については、「ファイル転送の構成」の項目を参照してください。

[ログを表示]

[ファイルの転送設定]ダイアログボックスの [記録の設定] タブで指定したログファイルを開きます。

ホスト

[ファイル名]

転送に使用する 1 つまたは複数のホストファイルを入力または選択します。複数のファイル名はカンマで区切ります。

VMS ホストにファイルを転送する場合、同じ名前のファイルも許可されます。ただし、ファイルの一覧には最新のバージョン (番号の一番大きいもの) だけが表示されます。

ファイルの旧バージョンを転送したい場合は、ファイル名とバージョン番号を [ホスト] グループの [ファイル名] ボックスに入力します。

[ホストファイルの表示]

WRQ/Reflection および FTP プロトコルにだけ適用されます。ホストの現在のディレクトリにあるファイルの一覧を表示します。

Reflection は、まずホストとの接続を確認した後、ファイル転送を実行して、ホスト上にある現在のファイル一覧をダウンロードします。

[ホストファイルの表示] ボタンは、クリックすると [ホストのファイル情報を更新] に変わります。

ホストに新しいディレクトリを追加した場合、再度ログインするまで、そのディレクトリは一覧に表示されません。

[ホストのファイル情報を更新]

PC からホストへ転送したファイルの受信を確認し、ホスト側のファイル一覧を更新します。

既定では、ファイル転送後、ホストファイルの一覧は自動的には更新されません。ただし、この動作は、[ファイルの転送設定] ダイアログボックスの [全般] タブで [ホストディレクトリを自動更新する] をオンにすると変更できます。

[ホストディレクトリ]

WRQ/Reflection および FTP プロトコルにのみ適用されます。ホストディレクトリの一覧を表示します。

異なるホストディレクトリに移動するには、その名前をダブルクリックします。[ファイル名] のファイル一覧もそれに合わせて更新されます。

メモ:Windows のエクスプローラと同様のファイル表示を選択できます。これには、[ローカルファイル名] または [ホストファイル名] 一覧を右クリックして、[表示] メニューのオプションから一つを選択します: [大アイコン][小アイコン][リスト]、または [詳細]