9.7.3 rxmigrate コマンドラインユーティリティ - [移行の設定]

Windowsシステムでrxmigrateを使用して、旧来のReflection Xバージョン、またはHummingbird社のExceed製品から設定を移行します。rxmigrate を実行すると、コンソールにメッセージが表示されます。また、migration.log ファイルが ログフォルダ (通常はC:\Users\<user>\Documents\Micro Focus\Reflection\logs\migration.log) に作成されます。

メモ:ローカルシステムに保存されている設定は、Reflection X マネージャまたは Reflection X マネージャ (ドメイン接続用) の最初の実行時に自動的に移行されます。最初の実行時に設定をインポートしないことを選択しても、後で移行した設定を手動でインポートできます。共有のネットワーク上の場所の設定は、自動的にインポートされません。rxmigrate を使用して、これらの設定を移行できます。

旧来の Reflection X の設定を変換するには、以下のように入力します。

rxmigrate [-a] [-c client1.rxc ...] [-s server1.rxs ...] [-k known_hosts ...] -o output.rxd

Exceed の設定を変換するには、以下のように入力します。

rxmigrate -product Exceed [-a] [-c client1.xs ...] [-s session1.ses ...] [-xc server1.xcfg...] -o output.rxd

次のコマンドラインは、Reflection X 14.0 からの設定のデフォルトマイグレーションで使うオプションです。すべての Reflection X クライアントおよびサーバの設定と、あれば Secure Shell 接続で使う既知のホスト鍵を移行します。この出力ファイルは、Reflection X Advantage データフォルダの migration フォルダにあります。

rxmigrate -a -o "%userprofile%\Documents\Micro Focus\Reflection\Reflection X 14_0_1.rxd"

次のコマンドを実行すると、指定したネットワーク共有のすべての Reflection X クライアントファイル (*.rxc) が変換され、指定した出力ファイルに保存されます。

rxmigrate -c \\sharedsettings\rxa\*.rxc -o "c:\migrated settings\RXsettings.rxd"

次のコマンドを実行すると、Exceed のすべての設定が移行され、指定した出力ファイルに保存されます。

rxmigrate -product Exceed -a -o c:\migrate\Exceedsettings.rxd

オプション

メモ: ファイル名を指定するオプションの場合、ワイルドカードはファイル名には対応していますが、ディレクトリ名には対応していません。

オプション

説明

-製品

(オプション) 移行する製品を指定します。有効な値は ReflectionExceed です。このオプションを省略すると、ユーティリティが Reflection の移行を実行します。

-a

(オプション) ローカルマシンで見つかったすべてのクライアントとサーバの設定を移行します。製品を指定しない場合、このオプションでは旧来の Reflection X の設定 (既知のホストを含む) がすべて変換されます。

-c

(オプション) 指定したクライアントファイル (client1.rxc client2.rxc など) からクライアント設定を移行します。

-s

(オプション) 指定したサーバファイル (server1.rxs server2.rxs など) からサーバ設定 (Reflection X) またはセッション設定 (Exceed) を移行します。

-xc

(オプション) 指定したサーバファイルから Exceed サーバ設定を移行します。

-k

(オプション) 指定したファイルにあるホスト (known_hostsなど) を移行します。このオプションは、Reflection の移行のみに適用されます。

-o

(必須) 作成する出力ファイルのパスとファイル名 (output.rxd など) を指定します。パスにスペースが含まれる場合は、引用符を使用します。

出力ファイルは Reflection X Advantage の 定義ファイル 定義ファイル (*.rxd) には、Reflection X Advantage の構成情報が XML 形式で含まれます。このファイル形式を使用して、Reflection X Advantage との間で設定をエクスポートおよびインポートします。 (*.rxd) です。

-version

Reflection X Advantage のバージョン情報を表示します。

-? または -help

コマンドラインオプションに関する簡単な説明を表示します。