3.4 サンプル定義による XDMCP 接続の確立

Reflection X Advantage では、既定で複数のサンプル定義がインストールされます。多くの場合、これらのサンプル設定を変更することなく接続を確立できます。その後、追加の接続を確立するためのモデルとしてサンプルを使用します。以下の手順では、「直接接続」というサンプル定義を使用して XDMCP 接続を確立します。

メモ:XDMCPがLinuxホスト上で有効になっている必要があります。

サンプル XDMCP 接続を使用して接続するには

  1. X マネージャまたは X マネージャ (ドメイン接続用) を起動します。

  2. 左側の [XDMCP 接続] で、「直接接続」というサンプル定義を探して、以下のいずれかの方法で接続します。

    • 定義名をダブルクリックします。

    • 定義を選択して、ツールバーの をクリックします。

    • 定義名を右クリックして、[起動] をクリックします。。

  3. プロンプトに対してホスト名を入力します。

    接続に成功したら、X 端末のデスクトップウィンドウが開き、ホストログイン画面が表示されます。

  4. ホストのログイン資格情報を入力します。

サンプル XDMCP 定義の「直接接続」を複製して、重複コピーを作成することができます。定義を複製することで、同じ設定で新しい定義を作成し、元の定義は参照用として保存しておくことができます。定義を複製するには、以下の手順を実行します。

  • クライアント定義を右クリックして [XDMCP 接続の複製] を選択します。

複製された定義を編集できます。変更は作業中に自動的に保存されます。次に例を示します。

  • [名前] を使用して、接続のわかりやすい名前を指定します。

  • 毎回同じホストに接続する場合は、[ホスト名] に値を入力します。または、[種類][ブロードキャスト] に変更し、構成したアドレス (複数のアドレスも構成可能) に送信されるブロードキャストに基づいて使用可能なホストのリストが表示されるようにします。

トラブルシューティング

「直接接続」が [XDMCP 接続] 下のリストにない場合は、以下の点を確認してください。

  • 以前のバージョンの Reflection X Advantage からアップグレードする場合、既存の設定は変更されません。そのため、正しいテンプレートがインストールされていても、サンプル定義はインポートされません。[ファイル] > [インポート] コマンドを使用すると、generic_templates.rxd というテンプレートを手動でインポートできます。

「直接接続」定義を使用して接続を確立できない場合は、以下の点を確認してください。

  • 「未知のホスト: <ホスト名>」というメッセージが表示された場合、指定したホスト名にはアクセスできません。エントリを確認するか、ホスト名を使用する代わりにホストの IP アドレスを指定することを試みてください。

  • X 端末のデスクトップウィンドウが開いた後に XDMCP タイムアウトメッセージが表示される場合は、XDMCP がホストで構成されていない可能性があります。一部のネットワークでは、[種類][ブロードキャスト] に変更することによって、XDMCP に対応するホストのリストが表示されます。または、XDMCP ではなく X クライアントコマンドを使用してデスクトップ接続を構成することを試みてください。

関連項目