[表示] タブ

オプションは次のとおりです。

[バッキングストア]

画面からはみ出たウィンドウの内容や、隠れているウィンドウの内容を保持する場合に選択します。

メモ:このオプションを選択すると、ネットワークの通信量は減りますが、使用中のローカルコンピュータのメモリを多く消費することになります。X サーバがウィンドウの内容を保存すれば、ウィンドウを再描画するためにネットワークを介して要求する必要がありません。ただし、このオプションを選択すると、X サーバのメモリ消費量が増加する場合があります。

 

[使用不可]

バッキングストアを使用しません。

 

[要求時に画像を保存する]

X クライアントから要求があった時にバッキングストアを使用します。

 

[要求時に画像をセーブアンダで保存する]

X クライアントから要求があった時にバッキングストアを使用し、セーブアンダ セーブアンダとは、ポップアップウィンドウの下に隠れた領域を保存し、ポップアップウィンドウを閉じた時点で自動的にそれを再描画するように X サーバに指示するウィンドウの属性です。このオプションを選択すると、メニューやポップアップウィンドウを表示している時のネットワークの通信量が減少します。 を有効にします (既定値)。

バッキングストアを明示的に無効にするクライアントも、セーブアンダのサポートを受けることができます。

 

[表示中の画像が隠れた時に保存する]

ウィンドウがマップされたときには常にバッキングストアを使用すると、クライアントはバッキングストア属性を指定しません。X ウィンドウシステムでは、ウィンドウは画面に表示できる状態になると「マップ」されます。

この設定は、低い帯域幅のセッションに適した設定であり、ネットワークの通信量が減少します。ただし、[要求時に画像を保存する] を設定した時よりもメモリ消費量が多くなる場合もあります。

 

[表示中の画像が隠れた時にセーブアンダで保存する]

[表示中の画像が隠れた時に保存する] と同様にバッキングストアを有効にし、セーブアンダ セーブアンダとは、ポップアップウィンドウの下に隠れた領域を保存し、ポップアップウィンドウを閉じた時点で自動的にそれを再描画するように X サーバに指示するウィンドウの属性です。このオプションを選択すると、メニューやポップアップウィンドウを表示している時のネットワークの通信量が減少します。 を有効にします。

バッキングストアを明示的に無効にするクライアントも、セーブアンダのサポートを受けることができます。

[クリップボードに連動させる選択内容]

どの X 選択アトム 「アトム」とは、X ウィンドウシステムにおける要素情報の用語です。選択とは、アトムの種類です。 を、ネイティブクリップボードにリンクさせるかを決定します。

選択は、X クライアント間の主な情報交換メカニズムです (ウィンドウ間のコピーと貼り付けなど)。

X クライアントの選択は、選択アトムに関連付けられています。X クライアントは、使用する選択アトムを選択します。X クライアントが、[クリップボードに連動させる選択内容] のアトムと一致する選択アトムを選んだ場合は、選択内容はネイティブのクリップボードにコピーされます。

[クリップボードに連動させる選択内容] リストで選択された値は、どの選択アトム (PRIMARYSECONDARY、または CLIPBOARD) またはカットバッファ (CUT_BUFFER<n>) がネイティブクリップボードにリンクしているかを定義します。

メモ:WordPerfect for Linuxを使用している場合は、このオプションを[CUT_BUFFER0]に設定します。HP Visual Editor (ved) の場合、オプションは [PRIMARY] 以外に設定する必要があります。

 

[PRIMARY]

X クライアントが、PRIMARY アトムを使用し、テキストの選択を保存する場合は、[PRIMARY] (既定) を選択します。選択テキストは、ネイティブのクリップボードに置かれます。データは、別の選択が行われるまでネイティブのクリップボードに置かれます。

 

[SECONDARY]

X クライアントが SECONDARY アトムを使用してテキスト選択を保存する場合は、選択したテキストはネイティブのクリップボードに置かれます。データは、別の選択が行われるまでネイティブのクリップボードに置かれます。

 

[クリップボード]

X クライアントが X クリップボードを使用してテキスト選択を保存する場合は、選択したテキストはネイティブのクリップボードに置かれます。データは、別の選択が行われるまでネイティブのクリップボードに置かれます。

[X11R3 との互換性を確保する]

オンの場合は、Reflection X が X11R3 サーバのバグをエミュレートするようにします (X11R3 クライアントを実行可能にする)。xtest を実行している場合は、このオプションを選択する必要があります。選択しないと、xtest で「エラー」というメッセージが表示されます。既定では、このオプションはクリアされています。

[ディスプレイ番号を要求する]

オフの場合 (既定値)、Reflection X はディスプレイ番号として 0 (ゼロ) の使用を試行します。0 の使用に失敗すると、別のディスプレイ番号の使用が試行されます。

オンの場合、Reflection Xは、示されているディスプレイ番号 (0 または指定した別の番号のいずれか) のみを使用します。接続先の X クライアントアプリケーションが特定のディスプレイ番号を要求している場合は、その番号を入力します。要求されたディスプレイ番号が使用できない場合、セッションは開始されません。

[スクリーンの定義]

X サーバインスタンスごとに、1 つ以上の X スクリーンを関連付けることができます。各スクリーンは別々に構成できます。[スクリーンの定義] 表内のオプションでは、各 X スクリーンをカスタマイズします。

[モニタ]

X スクリーンの配置先となるモニタ。

複数のモニタを単一の X スクリーンにスパンする場合は、[すべて] を選択します。

使用しているディスプレイに複数のモニタが表示されている場合は、ディスプレイ内でスクリーンが初期配置されたモニタから別のモニタへスクリーンを移動することができます。ただし、X サーバがリセットされた場合は、そのスクリーンは、最新の位置ではなく初期位置に戻ります。

[既定のビジュアルの種類]

X 端末のデスクトップのビジュアルの種類とピクセルの深度。X クライアントは、クライアントが作成するウィンドウのビジュアルの種類を継承することがよくあります。

 

[<最適なビジュアル>]

指定のモニタ用の表示アダプタの設定に基づき、Reflection X が最適な既定のビジュアルの種類を選択できるようにします。

例えば、モニタの表示アダプタが 256 色で構成されている場合は、[調合色 (PseudoColor)、8 ビット色] が選択されます。表示アダプタが 24 ビットまたは 32 ビット天然色で構成されている場合は、[天然色 (TrueColor)、24 ビット色] が選択されます。表示アダプタが、対応している X ビジュアルに対応していない方法で構成されている場合は、既定の [天然色 (TrueColor)、24 ビット色] が選択されます。

 

[調合色 (PseudoColor)、8 ビット色]

ピクセルの深度が 8 ビット (256 色) のグラフィックスカードを指定します。このビジュアルの種類は、ハードウェアによってカラースキームの変更が可能なディスプレイに対応しています。

X クライアントアプリケーションは、表示装置に表示できるかぎり必要とする色を厳密に選択でき、また自在に色を変更することができます。

[最大カラーマップを 1 に設定する] のオプションも参照してください。

 

[天然色 (TrueColor)、24 ビット色]

それぞれが 8 ビットの RGB サブフィールドから構成されるピクセルを指定します。各サブフィールドの色の輝度は 0 (完全にオフ) ~ 255 (完全にオン) の範囲であり、変更することはできません。

実行中の X クライアントで色を変更する場合は、[天然色 (TrueColor)、24 ビット色] をカラーモデルとして使用することはできません。代わりに、[調合色 (PseudoColor)、8 ビット色] を選択してください。この種の X クライアントとしては、xfishtank や (カラー指定の) ico2 があります。詳細については、「トラブルシューティング」セクションにある表示の問題を参照してください。

[仮想の幅 (ピクセル)]

仮想スクリーンの幅 (ピクセル)。

幅と高さは実際のディスプレイのサイズより大きくてもかまいません。その場合は、X サーバのルートウィンドウ用に仮想スクリーンが作成されます。

[仮想の高さ (ピクセル)]

仮想スクリーンの高さ (ピクセル)。

幅と高さは実際のディスプレイのサイズより大きくてもかまいません。その場合は、X サーバのルートウィンドウ用に仮想スクリーンが作成されます。

[幅 (mm)]

スクリーンの物理的な幅 (ミリメートル)。

この数字は、X クライアントがスクリーンサイズに関して X サーバに照会した際に X クライアントに付与されます。X サーバの動作には影響ありません。高さと幅の両方が 0 の場合、Reflection X は、ユーザのスクリーンの現在の解像度 (ピクセル) および密度 (ドット/インチ) から設定を取得します。

[高さ (mm)]

スクリーンの物理的な高さ (ミリメートル)。

この数字は、X クライアントがスクリーンサイズに関して X サーバに照会した際に X クライアントに付与されます。X サーバの動作には影響ありません。高さと幅の両方が 0 の場合、Reflection X は、ユーザのスクリーンの現在の解像度 (ピクセル) および密度 (ドット/インチ) から設定を取得します。

[黒と白のピクセル]

[調合色 (PseudoColor)、8 ビット色]などの動的な索引付きカラーマップに黒と白のピクセル値を設定します。

既定値は黒=0 > と白=255 です。

メモ:[天然色 (TrueColor)、24 ビット色] などの固定色または直接色のカラーマップでは、黒のピクセル値は常に 0 になり、白のピクセル値は常に 255 (または色の最大輝度) になります。

[クライアントのカラーマップでの黒と白の割り当て]

X クライアントのカラーマップエントリの作成時に共有されるように (読み取り専用)、黒と白のピクセルを割り当てます。

このオプションが無効になっている場合、黒と白のピクセルは割り当てられず、これ以降、それらの色を任意のクライアントが変更できるようになります。ただし、各色は引き続き [黒と白のピクセル] 設定に指定されたとおりに関連付けられます。

[線形ビジュアル]

X 端末ウィンドウの RGB (ガンマ) 補正値を設定します。これにより、コンピュータに取り付けられているハードウェアに指定された色をクライアントでより正確に変換できるようになります。

[単一深度ビジュアル]

X サーバが、[既定のビジュアルの種類] に指定したビジュアルの深度と同じ深度のビジュアルのみをアドバタイズするように強制します。

[最大カラーマップを 1 に設定する] のオプションも参照してください。

[タイトルバーの非表示]

コンピュータ画面いっぱいに Reflection X のスクリーンを表示し、タイトルバーを見えないようにします (タイトルバーの左上隅にある Reflection X メニューにはアクセスできなくなります)。X スクリーンを最小化するには、Reflection X コンテキストメニュー (このメニューにアクセスするには、タスクバーのクライアントのアイコンを右クリックします) にある [最小化] をクリックします。

モニタ属性「すべて」ドロップダウン項目を選択してGNOME 3デスクトップセッションを実行する場合、Micro Focusはこのオプションを選択することを強く推奨します。これにより、Reflectionは各モニタの独自の特性を効果的に使用できます。 たとえば、解像度の異なるモニタをシームレスに使用できます。

[カラースキーム]

作成またはインポートしたすべてのスキームを含む、ユーザのカラースキームが一覧表示されます。X マネージャ (ドメイン接続用) では、管理者によって作成されたすべての公開スキームもリストの中に含まれます。カラースキームは、X クライアントが要求した色名の文字列を赤、緑、青 (RGB) 値に変換します。クライアントが名前で色を要求した場合、X サーバによって表示される色がカラースキームによって決定されます。ユーザは、カラースキームを変更することによって、表示される色を変更できます。

メモ:すべてのクライアントが名前で色を要求するわけではありません。多くのクライアントが、色名の指定ではなく、RGB 値やその他の方法で色を要求します。カラースキームの変更に応じて、X サーバが表示する色が変更されるのは、クライアントが名前で色を要求した場合だけです。

実行中のセッションで使用されているカラースキームを変更した場合、セッションを再起動するまでそのセッションに変更は反映されません。

[編集]

カラースキームの変更、作成、またはインポートを実行できる [カラースキーム] ダイアログボックスを開きます。

既定のカラースキームは変更できません。編集可能なカラースキームを作成するには、[編集] - [複製] をクリックします。

管理者は、管理コンソールの [ドメインの定義] タブから カラースキームを作成することもできます。

詳細については、カラースキームのカスタマイズを参照してください。

[最大カラーマップを 1 に設定する]

クライアントに対してアドバタイズするカラーマップの数を、強制的にカラーマップの最小数と同じにします。描画の質が劣る X クライアントの場合、X サーバによってこの操作が行われる場合があります。

関連する X クライアントに対しては、1 つのカラーマップの最大数を使用できることが通知されます。 また、一度にインストールされるカラーマップは 1 つだけであるため、クライアントのカラーは最近インストールされたカラーマップ (ウィンドウに関連付けられたカラーマップとは限りません) によってレンダリングされます。

また、[スクリーンの定義] 表内の以下のオプションも設定する必要があります。

  • [既定のビジュアルの種類][調合色 (PseudoColor)、8 ビット色] に設定する

  • [単一深度ビジュアル] を有効にする

関連項目