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Reflection Xの機能

使用できる機能は、使用しているモード(スタンドアロンモードまたはドメインモード)によって異なります。

動作モード

Reflection Xには、スタンドアロンモードとドメインモードの2種類の動作モードがあります。

スタンドアロンモードは、既定でインストールされる単一のアプリケーションであるXマネージャで提供されています。以前のReflection X製品のユーザにとっては、スタンドアロンモードのReflection X (ミッションクリティカルなXアプリケーションに確実かつシームレスにアクセスできるようにするバレットプルーフXサーバ)はなじみの深いものでしょう。

ドメインモードでは、スタンドアロンモードの全機能に加え、コストを増加させずに生産性を向上できる追加機能が補足されています。ドメインモードは 複数のコンポーネント(Xマネージャ(ドメイン接続用)、X管理 コンソール、およびReflection Xサービス)で構成されます。これらの機能は既定ではインストールされません。また、ドメイン内のシステムごとに、別々のコンポーネントが必要です。

機能

どのモードを選択しても、次の機能にアクセスできます。

  • 複数プラットフォームのサポート: Reflection Xは、WindowsまたはLinuxにインストールできます。

  • Red Hat 7.6以降を搭載したGNOME 3のデスクトップのサポート

  • リアルタイムの協働: Reflection Xのセッション共有の機能により、同僚と同時に同じアプリケーションを見るだけでなく、セッションコントロールを別のユーザに移すこともできます。

  • 在宅での作業を容易にする改善されたパフォーマンス オプション: Reflection Xを使用すると、 リモートセッションサービス機能を使用して、 低帯域幅または高遅延接続の問題に対処できます。Reflection Xの分散セッションを構成する際には、表示の更新に必要なプロトコルのみがネットワーク経由で送信され、そのプロトコルは圧縮されます。このため、遅延が多い場合のパフォーマンスが大幅に向上します。

  • FIPS 140-2で有効性が裏づけられた完全統合型のSecure Shell: Reflection Xを採用すると、お使いのXサーバに、 シングルベンダーのセキュリティソリューションが組み込まれます。

  • X11拡張サポート: Reflection XはGLX、Render、Damage、Shape、XFixesを含むX11の主要な拡張機能をサポートしています。

  • ネイティブIMEが2バイト文字の入力をサポート: ネイティブIMEサポートにより、ご使用のワークステーションの入力方式エディタ(IME)を使用して(日本語、韓国語、中国語などの)文字を構成できます。Reflection X の XIM (X11 Input Method) サーバは、構成されたテキストを IME から取得し、XIM 対応クライアントに渡します。このため、新しい入力方法を習得しなくてもさまざまなXクライアントで作業できます。

  • X.509 認証: Secure Shell 接続には、ユーザ認証とホスト認証の両方が必要です。Reflection Xは、ユーザ認証の標準オプション(パスワードと公開鍵)のほか、X.509認定を使用した認証にも対応しています。証明書は、Reflection Xストア、ローカルディレクトリ、Windows証明書ストア、スマートカードなどのデバイスに保存できます。また、Reflection PKI Services Managerをダウンロードしてインストールすると、X.509 認定を提示するホストを認証するようにReflection Xを構成することができます。Reflection PKI Services Manager は追加料金なしで入手できます。

ドメインモードで使用できる追加機能は次のとおりです。

  • 一元化されたセッション設定: Reflection X  のドメイン機能によって、エンドユーザのセッション設定が簡単になりました。管理者は 1 つの場所で一元的にクライアントとセッションの定義を作成して保持し、ユーザに対してこれらの定義へのアクセスを許可できます。ユーザはこのように一元的に構成されたセッションを使用することで迅速に作業を開始できます。また、自分のワークステーション上で各セッションを作成、構成することができます。

  • オフィスや自宅、街なかから柔軟かつ即時に既存のセッションにアクセス: ある場所で実行中のセッションをそのままにして、その同じセッションに別の場所から復帰できます。クライアント接続の再確立に時間はかかりません。

  • セッション保護: 分散セッションを稼働させる際に、セッションを失わないよう、耐障害性の機能を使って保護することができます。このオプションを有効にすると、ネットワークまたはハードウェア障害が発生した後でも、セッションから抜けた時点に戻って作業を再開できます。

  • ドメイン認証サービス: 貴社で実施中の認証処理を活用して、Reflection Xでドメイン認証を行うことができます。使用可能な認証方式: Windows、PAM (Pluggable Authentication Modules)、LDAP (Lightweight Directory Access Protocol)、およびReflection X Internal。

  • 負荷分散: 分散セッション環境では複数台のコンピュータに Reflection X がインストールされるため、セッションを複数のドメイン ノードで実行できます。セッションが開始されると、そのセッションは最も負荷の少ないドメインノードで実行されます。

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