3.1 アップグレードのための前提条件

アップグレードを開始する前に、表 3-1にあるアップグレードの前提条件タスクと準備タスクを実行済みであることを確認します。

表 3-1 PlateSpin Migrateのアップグレードを準備するためのチェックリスト

ステータス

前提条件タスク

備考

VMコンテナがサポートされているハイパーバイザを実行していて、コンテナ資格情報がアップグレードプロセス全体にわたって有効であることを確認します。

PlateSpin Migrate 2018.11ユーザガイド』のサポートされるターゲット仮想化プラットフォームおよびサポートされるターゲットクラウドプラットフォームを参照してください。

詳細については、ターゲットクラウドコンテナの有効な資格情報の確認を参照してください。

[診断の実行]を使用して、アップグレード前に実行されるジョブに関する詳細な診断レポートを生成します。アップグレード後に、アップグレード前に実行したジョブに関する診断レポートを作成することはできません。

PlateSpin Migrate 2018.11ユーザガイド』の診断レポートの生成を参照してください。

PlateSpinデータベースファイルをバックアップします。

詳細については、アップグレードの前のデータベースファイルのバックアップを参照してください。

カスタムLinux blkwatchドライバをバックアップします。アップグレード後にこれらのドライバを再度アップロードする必要があります。

詳細については、アップグレード前のカスタムLinux blkwatchドライバのバックアップを参照してください。

(オプション)アップグレード後に続行したいマイグレーションがある場合は、ワークロードマイグレーションデータをエクスポートします。

詳細については、セクション 3.2.4, アップグレード前のマイグレーションデータのエクスポートを参照してください。

サーバのデフォルト動作を制御するためのカスタマイズされたPlateSpin設定(.config)パラメータがある場合は、これらのパラメータを記録します。これらの設定は、アップグレード後に復元する必要があります。

Azureクラウド環境のグローバル設定は2018.11では非推奨です。アップグレード後、AzureクラウドのURLとストレージのサフィックスの設定は個々のAzureターゲットに関連付けられます。『PlateSpin Migrate 2018.11リリースノート』のDeprecated Functionalityを参照してください。

すべてのレプリケーションスケジュールが一時停止され、レプリケーションが実行されていないことを確認します。進行中のレプリケーションが完了するまで待機するか、実行中の操作を中止します。

マイグレーション設定の[スケジュールの一時停止]を使用して、アップグレードプロセス中にレプリケーションが実行されないようにします。

Migrate Clientからログアウトして、アプリケーションを閉じます。

アップグレード中にワークロードとマイグレーションの管理を実行しないでください。

Webインタフェースからログアウトして、ブラウザを閉じます。

アップグレード中にワークロードとマイグレーションの管理を実行しないでください。

PlateSpin Serverホストがアップグレードバージョンの要件を満たしていることを確認します。

詳細については、表 1-1, PlateSpin Serverのホスト要件を参照してください。

メモ:PlateSpin Migrate Serverの既存のインストールからサポートされている新しいホストプラットフォームにアップグレードするには、新しいホストプラットフォームへのMigrateのアップグレードを参照してください。

Microsoft .NET Framework 4.7.1などの新たに必要な前提条件ソフトウェアをインストールします。

詳細については、必須ソフトウェアを参照してください。

.NET Framework 4.7.1」を参照してください。

PlateSpin Serverホストでユーザアカウント制御(UAC)を無効にします。

UACガイドライン」を参照してください。

ソフトウェアおよびデータベーススキーマをアップデートするために、アップグレード実行者にPlateSpin Serverホストおよびデータベースサーバの十分な管理者の権利があることを確認します。

資格情報ガイドライン」を参照してください。

メモ:

  • ドメインコンピュータ上で実行しているPlateSpin Migrateをアップグレードまたはアップデートする場合、ドメイン管理者グループおよびローカル管理者グループのメンバーであるドメインユーザとしてPlateSpin Serverにログインする必要があります。

  • PlateSpin Migrate Serverのアップグレードを実行する際に、データベースサーバでWindows認証を使用する場合、ソフトウェアのアップグレードを実行してデータベーススキーマをアップデートするには、SQL管理者の権利を持つドメインユーザとしてPlateSpin Serverにログインする必要があります。このユーザはローカル管理者の権利を必要とします。また、SQL Server資格情報で指定したサービスユーザも、ローカル管理者の権利を必要とします。

    アップグレード中にWindows認証を選択する場合、データベース管理者用のログインユーザの資格情報が自動的に入力されます。

PlateSpin Migrate Setupユーティリティ(PlateSpinMigrateSetup-2018.11.0.x.exe)ファイルをダウンロードして、それをPlateSpin Serverホストにコピーします。

詳細については、PlateSpin MigrateのInstallation Launcherの開始を参照してください。