39.1 仮想ターゲットへのサーバの同期

  1. ソースワークロードを検出します。

    ソースワークロードの詳細の検出を参照してください。

  2. 次のいずれかの方法を使用して、ターゲット仮想マシンを作成します。

    • 仮想マシンへのワークロードの初期マイグレーションを行います。詳細については、セクション 28.0, 環境設定の要点を参照してください。

      - または -

    • 仮想化プラットフォームのネイティブインタフェースを使用して、ソースと同じオペレーティングシステムのプロファイルを持つ仮想マシンを手動でインストールします。

      メモ:Server Sync用の仮想ターゲットを作成する場合は、VMware ToolsやXenServer Toolsなどの適切な仮想化拡張ツールを手動でインストールする必要もあります。

      - または -

    • (Windowsのみ)ワークロードをPlateSpin Imageにキャプチャし、仮想化プラットフォーム上の仮想マシンにそれを展開します。詳細については、「PlateSpin Imageへのワークロードのキャプチャ」を参照してください。

  3. (条件付き)サーバ同期オプションはHyper-V VMでは無効なため、ナレッジベースの記事7010748に記載されているとおり、次の手順を使用する必要があります。

    メモ:Hyper-Vの自動化されたサーバ同期が利用可能です。

    1. LRD ISO (bootofx.x2p.iso)でターゲットのVMをブートした後、[サーバURLのマイグレート]プロンプトが表示されるまで待ち、<Alt> + <F7>を押してデバッグコンソールを起動します。

    2. デバッグコンソールから、次のコマンドを実行して、どのデバイスが/、/boot、およびswapであるかを判別します。

      fdisk -l

    3. デバッグコンソールから得られた情報を使用して、次のように適切なデバイスをマウントします。

          mount /dev/%root device% /
          mount /dev/%boot device% /boot 
    4. <Alt> + <F1>を押して、サーバのコマンドラインに切り替えます。

    5. コマンドラインで、次の個別プロンプトごとに必要な情報を入力します。

      • PlateSpin Server: 次の形式を使用してください。

        http://<server_host>/platespinmigrate

        server_hostをPlateSpin Serverの実際のホスト名またはIPアドレスで置き換えます。

      • 資格情報(ユーザ名/パスワード): ドメイン名またはマシン名を含む、PlateSpin Serverホスト上の管理者レベルユーザの名前を入力します。たとえば、domain\usernameまたはlocalhost\Administratorのように入力します。指定したユーザの有効なパスワードを入力します。

      • ネットワークカード: アクティブなネットワークカードを選択し、このカードの静的な一時的IPアドレスを入力するか、<Enter>を押してDHCPサーバを使用します。

      • 一時的なホスト名: 新しく登録されたVMをリストするのに使用されるPortability Suite Client用の一時的なVM名を入力します。この名前は、マイグレーションジョブで選択したワークロードのターゲットホスト名により上書きされます。

      • SSL暗号化: SSL暗号化が有効になったホスト上にPlateSpin Migrateがインストールされている場合、「Yes」と入力します。それ以外の場合は、「No」を入力します。

      • PlateSpin Migrateネットワーク: PlateSpin Migrate Client内に独自のPlateSpin Migrateネットワークを定義していないのであれば、<Enter>キーを押します。デフォルト以外のPlateSpin Migrateネットワークを使用する場合は、その名前を入力して<Enter>キーを押します。

        ターゲット仮想マシン上のコントローラは、PlateSpin Serverと通信し、仮想マシンをマイグレーションジョブの物理ターゲットとして登録します。

  4. [サーバ]ビューで、ソースワークロードをドラッグし、必要なターゲット(サーバ同期ターゲットまたは検出された制御下の物理マシン)にドロップします。

    選択したソースとターゲットがシステムによって検証され、ソースおよびターゲット上で一致するオペレーティングシステムが検出された場合、2つの転送スコープオプション(Full MigrationおよびServer Sync)が提供されます。

  5. サーバ同期オプションを選択してから、Configure Job (ジョブの設定)をクリックします。

  6. [ジョブ環境設定]ウィンドウで、処理目的に応じてジョブのパラメータを指定します。警告やエラーがあれば解決し、ソース上で必要なボリュームがターゲット上で必要なボリュームにマップされていることを確認します(サーバ同期ボリュームマッピングを参照)。

    Hyper-Vサーバ上のターゲットマシンの場合、ターゲットマシン上で使用される仮想ネットワークIDを指定するには、VLAN IDオプションを有効にします。このIDを指定していない場合は、ソースマシンの仮想ネットワークIDがデフォルトで使用されます。

    完了したら、開始をクリックします。

    PlateSpin Migrateは、ジョブを開始し[ジョブ]ビューに一覧表示します。