42.2 ソースワークロードのクリーンアップ

42.2.1 Windowsワークロードのクリーンアップ

次の表は、Windowsワークロードをコンポーネントおよび使用事例別にクリーンアップする手順について説明しています。

表 42-1 Windowsワークロードのクリーンアップの使用事例と方法

コンポーネント

使用事例

削除手順

ファイルベースの転送コンポーネント

すべてのマイグレーション

移行されたボリュームごとのルートレベルで、PlateSpinCatalog*.datという名前のすべてのファイルを削除します。

ワークロード検出ソフトウェア

すべてのマイグレーション

  1. [サーバ]ビューで、ソースを検出解除します(右クリックし、Undiscover (検出解除)を選択)。

  2. ソースワークロードのWindowsディレクトリで次を実行します。

    • machinediscovery*という名前のすべてのファイルを削除します。

    • platespinという名前のサブディレクトリを削除します。

コントローラソフトウェア

すべてのマイグレーション

  1. [サーバ]ビューで、ソースを検出解除します(右クリックし、Undiscover (検出解除)を選択)。

  2. コマンドプロンプトを開き、現在のディレクトリを次のディレクトリに変更します。

    • \Program Files\platespin* (32ビットシステムの場合)

    • \Program Files (x86)\platespin (64ビットシステムの場合)

  3. 次のコマンドを実行します。

    ofxcontroller.exe /uninstall

  4. platespin*ディレクトリを削除します。

42.2.2 Linuxワークロードのクリーンアップ

次の表は、Linuxワークロードをコンポーネントおよび使用事例別にクリーンアップする手順について説明しています。

表 42-2 Linuxワークロードのクリーンアップの使用事例と方法

コンポーネント

使用事例

削除手順

コントローラソフトウェア

オンラインマイグレーション

ソースワークロードのファイルシステムで、/bootからofxディレクトリを内容ごと削除します。

すべてのライブマイグレーション

  1. OFXコントローラプロセスを停止させます。

    /etc/init.d/ofxcontrollerd stop

  2. OFXコントローラサービスを削除します。

    chkconfig --del ofxcontrollerd

  3. OFXコントローラファイルをクリーンアップします。

    • rm -rf /usr/lib/ofx

    • rm -f /etc/init.d/ofxcontrollerd

ブロックレベルのデータ転送ソフトウェア

ブロックレベルのすべてのマイグレーション

  1. ドライバがアクティブであるかどうかを確認します。

    lsmod | grep blkwatch

    ドライバが引き続きメモリにロードされている場合、結果には以下と類似する行が含まれるはずです。

    blkwatch_7616  70924  0
  2. (条件付き)ドライバがロードされている場合、メモリからそれを削除してください。

    rmmod blkwatch_7616
  3. 次のブートシーケンスからドライバを削除します。

    blkconfig -u
  4. 次のディレクトリを内容と共に削除することにより、ドライバファイルを削除します。

    rm -rf /lib/modules/<kernel-version>/platespin

    次に例を示します。

    rm -rf /lib/modules/3.0.101-63-default/platespin

    または、変数$(uname -r)を使用して、ディレクトリ名に対するカーネルバージョンを動的に取得できます。

    rm -rf /lib/modules/$(uname -r)/platespin
  5. 次のファイルを削除します。

    /etc/blkwatch.conf

LVMスナップショット

LVMスナップショットを使用したブロックレベルのマイグレーション

  1. [ジョブ]ビューで、失敗したジョブに関するジョブレポートを生成し、スナップショットの名前を書き留めます。

  2. 次のコマンドを使用してスナップショットデバイスを削除します。

    lvremove snapshot_name