問題のアーカイブ化

Issue Manager をしばらく使用していると、自分の活動にもう関係のない問題 (対応が完了した問題やサポート対象外の製品に関係する問題など) がデータベースに含まれていたということがあります。 データベースに含まれている問題が増えれば増えるほど、アクション(たとえば、クエリなど)の実行に時間がかかるようになります。 パフォーマンスの向上に役立つように、問題をアーカイブ化することができます。 そうすれば、より少ないアクティブな(アーカイブ化されていない)問題に対してアクションを実行できるようになります。

問題をアーカイブ化すると、Issue Manager は、DEFECT およびその関連テーブルから ARCHIVE およびその関連テーブルに問題を移動します。 問題に関する情報はすべて保存されます (ちなみに、アクティブな問題は DEFECT テーブルに留まるので、ユーザーはそれらに対して通常のアクションを取ることができます)。

ユーザーはアーカイブ化された問題を 問題の詳細 ページで参照できますが、それらは読み取り専用であり、それらに対してアクションを取ることはできません。 アーカイブ化された問題は、ユーザーの受信箱には表示されません。 ただし、アーカイブ化された問題に対してクエリ、レポート作成、グラフ作成を実行することは可能です。 アーカイブ化することで問題はデータベースから "見えなくなり" ますが、削除されるわけではありません。

注: 問題を手動で削除すると、データの整合性が破壊されるおそれがあるので、絶対に行わないでください。

一方、元のデータベースからアクティブな問題と関連情報のみをインポートしたカスタム データベースを新規作成することで、本稼働データベースを小さくするとよい場合もあります。

ユーザーのデスクトップに表示中 (編集中ではない) の問題をアーカイブ化した場合、ユーザーに初めてその変更がわかるのは、ユーザーがログアウトしてログインし直した後、終了してから再起動した後、あるいは、その問題に対して何らかのアクションを取ろうとしたときで、それまではわかりません。

注: Issue Manager では、アーカイブ化された問題に対してアクションを取れないことをユーザーに警告します。