例:パラメータを取るキーワード

このトピックでは、パラメータを取るキーワードを使用する方法の例を紹介します。キーワードまたはキーワード シーケンスは、入力パラメータと出力パラメータを合わせて 20 個まで持つことができます。

最初の手順として、使用するキーワードを含んだキーワード駆動テストを作成します。これは、キーワード駆動テスト全体を記録するか、新しいキーワード駆動テストを作成してからキーワード駆動テスト エディターでキーワードを追加することによって行います。

この例では、キーワード駆動テストは次のキーワードを含んでいます。
アプリケーションの開始
これは、AUT を開始して基本状態を設定する標準キーワードです。
Login
これは、ユーザー名とパスワードで識別される特定のユーザーで AUT にログインするキーワードです。
GetCurrentUser
このキーワードは、AUT に現在ログインしているユーザーの名前を返します。
AssertEquals
このキーワードは、2 つの値を比較します。
Logout
これは、AUT からユーザーをログアウトするキーワードです。

次のステップでは、パラメータをキーワードに追加します。これを行うには、キーワードのテスト スクリプトを開き、メソッドにパラメータを追加します。

入力パラメータ UserNamePassword をキーワード Login に追加するには、
@Keyword("Login")
public void login() {
  ...
}
を、次のように変更します。
@Keyword("Login")
public void login(String UserName, String Password) {
  ...
}
出力パラメータ UserName をキーワード GetCurrentUser に追加するには、
@Keyword("GetCurrentUser")
public void getCurrentUser() {
  ...
}
を、次のように変更します。
@Keyword("GetCurrentUser")
public void getCurrentUser(OutParameter CurrentUser) {
  ...
}

キーワード駆動テスト エディター 上のキーワード駆動テストは、次のようになります。


これで、キーワード駆動テスト エディター 上で入力パラメータの実際の値を指定できます。キーワード GetCurrentUser の出力パラメータ UserName の値を取得するには、${current user} のように、変数を指定します。その後のキーワードで、変数を指定して格納された値を渡すことができます。