実行時のパラメータ トークンの置き換え

テストのプロパティとして文字列を入力するときには、${parametername} という表記でプレースホルダを含めることができます。このプレースホルダは、実行時に、その名前のパラメータに対して入力された値に置き換えられます。これによって、プロパティ中で繰り返し現れる文字列をカスタマイズしやすくなり、共通の定義も編集しやすくなります。

Silk Central${parametername} 表記のパラメータが見つかると、まず、そのパラメータが定義済みパラメータの中にあるかどうかを確認し、存在しない場合には、そのパラメータが実行サーバーの環境変数として定義されているかどうかを確認します。環境変数の値は、実行サーバーの起動時に定義されていたものが使用されます。Silk Central 変数名は、大文字小文字が完全に一致するか、またはすべての文字が小文字か大文字に統一されている場合にのみ、環境変数の名前と一致します。たとえば、Silk Central が環境変数 SilkHome と一致するとみなすのは、${SilkHome}${silkhome}${SILKHOME} で、${silkHome} は一致しません。

たとえば、JUnit クラスパス プロパティの値が junit.jar;${MyWorkingDir}/myclasses で、パラメータ MyWorkingDir の値が C:/Temp/MyWorking である場合、置き換えられた後の有効なプロパティ値は、junit.jar;C:/Temp/MyWorking/myclasses となります。

注: パラメータの値にも別のパラメータ プレースホルダを含むことができます。 そのため、同じ原理でネストが可能になります。