アーキテクチャ

Oracle Web Forms により、既存の Oracle Forms アプリケーションをブラウザで実行できます。以前のバージョンでは、ユーザー インターフェイスと完全なクライアント/ビジネス ロジックは、クライアント マシンの Oracle Forms ランタイムで実行されていました。Web 技術への移行により、これらのコンポーネントは分割されました。アプリケーション サーバーでクライアント/ビジネス ロジックを実行する Oracle Forms ランタイムは引き続き存在します。ただし、ランタイムはユーザー インターフェイスから分離され、ユーザー インターフェイスのアクションはブラウザで動作するアプレットとの間で送受信されるようになりました。

次の図は、アーキテクチャの基本的な全体像を示しています。

Oracle Forms アーキテクチャ

クライアントが Oracle Forms サーバーに接続すると、HTTP リスナー プロセスはアプレットのホスティングに関する情報を含んでいる最初の HTML ページを返します。Java 仮想マシン (JVM) がまだインストールされていない場合、JVM をダウンロードするためにこのページによってブラウザがリダイレクトされます。

アプレットは初期化中にリスナー プロセスに接続します。このリスナーは、クライアントに対してランタイム エンジンをホストする新しいプロセスを生成します。これにより、クライアント アプレットとランタイム エンジンは、HTTP、HTTPS、またはソケット モードを経由して直接接続します。

注: ソケット モードは、Oracle Forms 6i パッチ 4、10g、11g、12c では使用できません。

Oracle Forms 9i では、記録中にすべてのメッセージを取得し、そのメッセージを再生中にサーバーに送信するために使用できるテスト インターフェイスが導入されました。