ログオン

負荷テストを実行する場合は、仮想ユーザーごとに異なる SAP ユーザーを使用することをお勧めします。 これは、シーケンス番号が付加されたユーザー名を持つユーザーを作成することで管理できます。たとえば、SAPUSER1-SAPUSER99 です。

これにより、スクリプトでは SapGuiLogon のユーザー名パラメータを次のようにしてカスタマイズできます。
SapGuiLogon("SAPUSER" + string(GetUserId()), "PASSWORD", "000", "");

デフォルトでは、SapGuiLogon は渡されたパラメータをログオン画面の対応するテキスト フィールドに入力し、Enter キーを押します。

既にログオンしているユーザーでログオンしようとすると、SAP にダイアログが表示され、ユーザーが既にログオンしていることが通知されます。 続行するための 3 つのオプションが用意されています。
  • 続行してログオンしている他のユーザーをキャンセルする
  • 続行するが、ログオンしている他のユーザーはキャンセルしない
  • 新しいユーザーでログオンしない
デフォルトでは、SapGuiLogon では 2 番目のオプションが選択されます。つまり、同一ユーザーの他のセッションをキャンセルしないでシステムにログオンします。 SapGuiSetOption でオプション SAPGUI_OPT_LOGON_BEHAVIOR を変更すると、この動作をカスタマイズできます。
SapGuiSetOption(SAPGUI_OPT_LOGON_BEHAVIOR, nValue)
ここで nValue は次の 4 つの値のいずれかになります。
0 多重ログオンを自動に処理しない

これは、ダイアログが自動で処理せずに、通常の新しいウィンドウとして扱うことを意味しています。 これにより、ウィンドウを手動で処理できます。

1 多重ログオンなし

これは、 ログオンしない オプションが選択されていることを意味します。

2 多重ログオン (デフォルト)

これは、 続行するが、ログオンしている他のユーザーはキャンセルしない オプションが選択されていることを意味します。

3 ログオンして他のセッションを強制終了

これは、 続行してログオンしている他のユーザーをキャンセルする オプションが選択されていることを意味します。