データ ファイルをキャッシュする

負荷テストの実行前に、まずは初期化が必要になります。コントローラからエージェントへのデータ ファイルのデプロイは、この初期化の一部です。データ ファイルのデプロイは、その数やサイズによっては、処理に時間がかかる場合があります。初期化を高速にするために、データ ファイルをエージェント上にキャッシュするように Silk Performer を設定できます。この場合、データ ファイルは最初の負荷テストに対してのみデプロイされることになります。その後の負荷テストでは、より速く初期化が完了します。

データ ファイルをキャッシュするには、Silk Performer メニューから 設定 > システム をクリックし、コントロール タブを選択して、エージェント上でデータ ファイルをキャッシュする チェック ボックスをオンにします。

キャッシュを無効にすると、データ ファイルはリモート エージェントに転送され、リモート プロジェクト フォルダに保存されます。キャッシュを有効にすると、データ ファイルは <パブリック ドキュメント>\Silk Performer <version>\DataCache に保存されます。GetDataFilePath 関数を使うと、どちらの場合でも正しいデータ ファイルへのパスを取得できます。データ ファイルの場所を確認するために、GetDirectory 関数に DIRECTORY_PROJECT を指定しても、データ ファイルのキャッシュが有効な場合は機能しません。