はじめに

ルール ヒットは、HTTP レスポンスから 2 つの方法で取り出すことができます。
  • 境界の定義
  • 正規表現の適用

境界の定義

ルールが境界を定義するとき、HTTP レスポンス内の左境界が出現すると、ルール ヒットの開始としてマークされます。この地点から、HTTP レスポンス内を進めていき、右境界の最初の出現を、ルール ヒットの終わりとしてマークします。

左境界は、3 つの方法で定義できます。
  • 文字列:HTTP レスポンスで指定した文字列が出現すると、ルール ヒットの開始としてマークします。
  • 正規表現:HTTP レスポンスの部分文字列が指定した正規表現と一致すると、ルール ヒットの開始としてマークします。
  • オフセット計算:HTTP レスポンスで、ルール ヒットの開始を決定するために、オフセット計算を行います。オフセット計算は、「Offset と Length」の節で説明します。
右境界は、4 つの方法で定義できます。
  • 文字列:左境界地点の後の指定した文字列の次の出現を、ルール ヒットの終わりとしてマークします。
  • 正規表現:左境界地点の後の指定した正規表現と一致する HTTP レスポンスの次の部分文字列を、ルール ヒットの終わりとしてマークします。
  • 長さ:ルール ヒットの終わりは、HTTP レスポンスの稼動部分 (ルール ヒットの開始からレスポンスの終わりまで) から長さの計算まで決定されます。長さの計算は、「Offset と Length」の節で説明します。
  • 文字型:指定した文字型のセットと一致する次の文字を、ルール ヒットの終わりとしてマークします。

正規表現の適用

ルールが正規表現を定義する場合、その正規表現と一致する HTTP レスポンスの部分文字列がルール ヒットとなります。デフォルトでは、一致全体がルール ヒットとなります。または、ルールにタグ番号を定義して、タグ付きの部分式がルール ヒットになります。