ベースライン テスト

ベースライン テストでは、アプリケーションの理想的なパフォーマンスのベースラインを決定することができます。

ベースライン テストにより、カスタマイズしたテストを、1 ユーザー タイプにつき 1 ユーザーだけで実行します。 このストレスのない状態でのアプリケーションのパフォーマンスから得られる結果が、ユーザー タイプごとの同時使用ユーザー数の計算や、HTML ページ レスポンス時間およびトランザクション レスポンス時間の適切な境界の設定に対する基礎となります。 さらに、負荷テストの実行に必要な帯域幅も、ベースラインの結果から計算されます。 実際の負荷テストの標準的な測定値が使用されて、レポート ファイルと出力ファイルが生成されます。

また、ベースライン テストは、テスト スクリプトの試験的実行として使用できます。 試験実行は次の情報の検証に役立ちます。

  • カスタマイズによってスクリプトに新たにエラーが組み込まれないこと。
  • クライアント アプリケーションとサーバー間の相互通信が正確に完全にスクリプトにより再現できること。
注: ベースライン テストでは、ランダムな思考時間 チェック ボックスは無視されます。 これにより、テスト間の思考時間が一定となるため、さまざまなベースライン テストの結果を容易に比較できます。
ベースライン テストの実行では、次の設定が自動的に設定されます。
  • ベースライン レポート ファイルが自動的に作成されます。
  • シミュレーション時間の後で仮想ユーザーを停止する (キューイングのワークロード) チェック ボックスはオンです。

  • ランダムな思考時間 チェック ボックスはオフに設定されます。
  • 負荷テストの説明 テキスト ボックスには、[Baseline Test] と設定されます。
  • [監視] ウィンドウの 全ユーザーの全エラーの表示 オプションはオンです。

  • 仮想ユーザー出力ファイル (.wrt) チェック ボックスはオンです。
  • 仮想ユーザー レポート ファイル (.rpt) チェック ボックスはオン。