思考時間のカスタマイズ

Silk Performer のレコーダは、記録中に発生する思考時間を記録します。しかし、これは必要ないこともあります。PeopleSoftApi.bdh ファイルには、ThinkTime API 関数の代わりになる ThinkTimePS という関数があります。
function ThinkTimePS( fTime           : float optional;
                      bForceThinkTime : boolean optional);

スクリプトをカスタマイズするには、メニューから 編集 をクリックして、置換 を選択します。置換 ダイアログ ボックスで、すべての ThinkTime 関数呼び出しを、ThinkTimePS 関数呼び出しで置き換えます。

ThinkTimePS 関数の動作は、bForceThinkTime パラメータの値によって変わります。bForceThinkTime に false が設定されている場合 (デフォルト値)、ThinkTimePSfTime パラメータの値を無視して、ThinkTimePS プロジェクト属性の値を使って ThinkTime API 関数を呼び出します。動作は通常の思考時間に関連するプロファイル設定に従います (ストレス テスト、ランダムな思考時間、指数分布/一様分布、思考時間の制限など)。

bForceThinkTime に true が設定されている場合、ThinkTimePSfTime パラメータおよび OPT_THINKTIME_EXACT オプションの値で ThinkTime API 関数を呼び出します。この場合、プロファイル設定やプロジェクト属性に関係なく、指定したとおりの思考時間の結果となります。

ThinkTimePS 関数の動作をカスタマイズするために利用できる 2 つのプロジェクト属性があります。メニューから プロジェクト をクリックして、プロジェクト属性 を選択すると、これらの属性を設定できます。
  • ThinkTimePS (float):bForceThinkTime が false のときに ThinkTimePS が使用する思考時間の値。単位:秒、事前設定値:10.0
  • ForceThinkTime (boolean):ThinkTimePS 関数の bForceThinkTime パラメータをグローバルに上書きできます。事前設定値: false