OCR 検証関数を挿入する

Citrix サーバーをホストとするアプリケーションのビットマップとウィンドウの検証は、セッションに依存するデータ (ログイン名など) の検証には対応していません。ただし、OCR 技術を利用すると、Silk Performer は認識可能なテキスト値を変数に格納できるようになり、Citrix 負荷テストでのセッション依存の検証が容易になります。

  1. Silk Performer を使用して、Citrix セッションを記録します。
  2. スクリプトの試行 ダイアログ ボックスの TrueLog Explorer によるアニメーション実行 チェック ボックスをオンにしてスクリプトの試行を実行します。TrueLog Explorer が開きます。
  3. スクリプトの試行が完了したら、テキスト検証の対象となる画面のビットマップ画面キャプチャを含む API ノードを選択します。
  4. 画面上でクリックしてカーソルをドラッグし、検証に使用するテキストが含まれている画面領域を選択します。
  5. 選択した領域を右クリックして、テキストの検証 を選択します。
  6. テキスト検証関数の挿入 ダイアログ ボックスが開きます。選択されたテキストが 定数値 テキスト ボックスにプリロードされ、定数値 オプション ボタンがデフォルトで選択されます。
    ヒント: 定数値の検証に加えて、パラメータ (既存のパラメータまたは新しいパラメータのいずれか) を検証することもできます。パラメータを検証するには、パラメータ値 オプション ボタンを選択します。パラメータが既に存在する場合は、参照 (...) ボタンをクリックすると、パラメータを選択できます。パラメータが存在しない場合は、参照 (...) ボタンをクリックすると パラメータ ウィザード が起動され、新規パラメータを作成できます。
  7. テキストを検証するために使用する OCR 技術を指定します。フォントベースの OCR はリソースの消費は比較的少ないですが、あいまい一致 OCR はフォント スムージング技術を使用してテキストが表示されている場合に、より良い認識結果を得られます。テキストの言語を指定することによって、あいまい一致 OCR の結果はより良くなります。
  8. 選択した四角形内のテキストが以下に リスト ボックスから [等しい] または [等しくない] を選択します。
  9. 検証が、[大文字/小文字を区別する] かどうか、[空白を無視する] かどうかを指定します。
  10. ダイアログ ボックスの 深刻度 エリアで、検証が否定的な結果を返した場合に発生させる深刻度を指定します([エラー][警告][情報]、または [カスタム])。OK をクリックします。
  11. 確認ダイアログ ボックスが開きます。OK をクリックして、Citrix テスト スクリプトに OCR 検証関数を追加します。