詳細なテスト レポートの内容

詳細なテスト レポートは、以下のセクションから構成されます。
  • 全般情報

  • ユーザー タイプ

    • 要約テーブル

    • トランザクション レスポンス時間

    • HTML ページおよびアクション タイマ

    • Web フォーム測定値

    • ベースラインの承認 ボタン

全般情報

全般情報 セクションには、管理情報が表形式で表示されます。

管理情報には、Silk Performer のバージョン情報、プロジェクト名、プロジェクトの説明、ベースライン テストの日時、ワークロードの定義、ワークロード モデル、および発生したエラー数が含まれます。

ユーザー タイプ

テスト実行に含まれるユーザーの各タイプについては、測定されたレスポンス時間の詳細を示したセクションが 1 つ表示されます。次の情報は要約行に表示されます。

  • 仮想ユーザー数 (ベースライン テストごとに 1 人)
  • テスト実行時間
  • セッション時間
  • セッション ビジー時間
  • 平均ページ時間
  • 平均アクション時間
  • 次の数値
    • 正常に実行したトランザクション
    • キャンセルしたトランザクション
    • 失敗したトランザクション
    • エラー数

セッション時間は、テスト スクリプトの dcluser セクションで定義されたすべてのトランザクションの実行時間で構成され、初期トランザクションと終了トランザクションは含まれません。セッション ビジー時間は、次の例に示すとおり、セッション時間 - 思考時間で計算されます。

dcluser
  user
    Vuser1
  transactions
    TInit  : begin;
    T1     : 1; 
    T2     : 3;
    Tend   : end;

セッション時間は T1 の平均レスポンス時間 + 3 x T2 の平均レスポンス時間です。セッション ビジー時間は、この値から思考時間を除いたものです。

これらの結果に満足である場合は、ベースライン結果として設定し、同時使用の仮想ユーザー数や負荷テストに必要なネットワーク帯域幅の計算など、さらに処理を行うために結果を保存できます。

ユーザー タイプごとに、以下の詳細な結果が表示されます。

  • 要約テーブル:すべての仮想ユーザーの測定値を集約したものが、表形式で表示されます。最初のテーブルには、実行されたトランザクションの数や発生したエラーの数などの、全般情報が表示されます。残りのテーブルは、テストしているアプリケーションのタイプに関連する要約情報を提供します。
  • トランザクション:特定のユーザー タイプのすべてのトランザクションに対する測定値を集約したものが表形式で表示されます。
    • トランザクションのレスポンス時間:トランザクションの最初から最後まで (すべての思考時間を含む) 測定されます。
    • トランザクション ビジー時間:思考時間を除いたトランザクション レスポンス時間です。
  • ページおよびアクション タイマ:アクセスされたすべての Web ページに対する測定値の要約が表形式で表示されます。
    • ページ全体のダウンロード時間
    • HTML ドキュメント ダウンロード時間
    • サーバー ビジー時間
    • ページでダウンロードされたデータ量
    • 組み込みオブジェクトでダウンロードされたデータ量
  • Web フォーム :使用されたすべての Web フォームに対する測定値の要約が表形式で表示されます。
    • ラウンドトリップ時間
    • サーバー ビジー時間
    • HTTP ヒット数
    • 送信されたリクエスト データ量
    • 受信したレスポンス データ量

調査された負荷テストの結果がベースラインとしての使用が承認されている場合は、ベースラインの承認 をクリックして、後で計算し処理するために保存できます。関係するすべてのユーザー タイプについてのテスト結果が、<プロジェクト ディレクトリ>\BaselineResults\baselineReport_<ワークロード名>.brp ファイルに保存されます。負荷テスト プロジェクトで定義されたすべてのワークロードに対して、個別にベースラインを定義する必要があります。ワークロードのコピーを作成すると、ベースラインの結果もコピーされます。