CORBA 固有の測定値

IIOP 測定値グループは、負荷テスト スクリプトの中で呼び出される IIOP 操作に関する測定値タイプです。API 関数 IiopRequest が発行した、IIOP 操作呼び出しのレスポンス時間とスループット比率を示します。IiopObjectSetMeasures 関数を使って、特定の CORBA オブジェクトの操作に関連付ける、測定値グループ名の接頭辞を指定できます。指定しない場合、操作の名前が対応する測定値グループの名前として使用されます。対応する測定値タイプを次の表で説明します。

測定値 説明
ラウンドトリップ時間 IiopRequest 関数呼び出し処理開始から、CORBA オブジェクトの応答処理終了までの測定時間 (秒)。
サーバー ビジー時間 測定 (秒) は、ユーザーが CORBA 操作呼び出しの最後の 1 バイトを送信した後に開始され、ユーザーがレスポンスの最初の 1 バイトを受信したときに終了します。
注: アプリケーションおよびリクエストの内容によっては、サーバー ビジー時間は最後の 1 バイトが送信される前に開始され、ユーザーが最初の 1 バイトを受信した後も継続されることがあります。そのため、サーバー ビジー時間は、多くの場合近似値にすぎません。

ブロッキングされていない IIOP リクエストについて、これらの測定値は、同じ方法で測定されます。このため、測定時間すべての合計が、負荷テストの時間全体より長くなることがあります。

CORBA オブジェクトにリクエストをリダイレクトされた場合、IiopRequest 関数はそのリクエストを別の場所に再発行しなければなりません。その結果、リクエスト メッセージとレスポンス メッセージのペアが 2 つになり、両方が別々に測定されます。IiopRequest 関数の測定時間の場合と同様に、両方の (別々に測定された) リクエストとレスポンスのペアの合計が表示されます。