使用できるコマンド

次の表に、コマンド ライン インターフェイスで使用できる Performance Explorer コマンドの一覧を示します。

コマンド 説明
/TSD:<ファイル> 指定した .tsd ファイルを開きます。
/ADDLOADTEST:<ファイル 指定した .tsd ファイルを含む負荷テスト結果を開きます。
/OVT:<テンプレート> 指定したテンプレートを、概要レポートを手動生成する際にあらかじめ選択されている概要レポート テンプレートとして設定します。
/MONITORDIR:<ディレクトリ> 監視出力ファイル用の出力ディレクトリを設定します。
/MONCREATE:<ディレクトリ> 監視モードで始めます (BDL スクリプトの生成)。
/ACTION:STDGRAPH 一般タイプの定義済みのグラフを開きます。指定した .tsd ファイル (/TSD:<ファイル>) を使用します。
/ACTION:SELGRAPH ウィザードを開き、グラフのテンプレートを選択します。指定した .tsd ファイル (/TSD:<ファイル>) を使用します。
/ACTION:MONSERVER サーバー監視ウィザードを開始します。
/ACTION:STARTALLMONITORS すべての監視グラフを開始します。
/ACTION:STOPALLMONITORS すべての監視グラフを停止します。
/ACTION:OVERVIEWREPORT [:<テンプレート>] 指定した .tsd ファイル (/TSD:<ファイル>) に対する概要レポートを生成します。テンプレート ファイルを適用できます。マージした .tsd ファイル (m@) を指定してください。
/ACTION:WORDOVERVIEWREPORT 指定した .tsd ファイル (/TSD:<ファイル>) に対する Word 概要レポートを生成します。マージした .tsd ファイル (m@) を指定してください。パラメータ /WORDTEMPLATE/WORDTARGET は省略可能です。Performance Explorer を GUI なしモードで実行します。
/WORDTARGET:<ファイル> 生成する Word 文書 (.docx) の絶対パス。このパラメータは、パラメータ /ACTION:WORDOVERVIEWREPORT より前に指定する必要があります (以下の例を参照)。
/WORDTEMPLATE:<ファイル> 生成する Word 概要レポートのテンプレートとして使用される Word 文書 (.docx) の絶対パス。このパラメータは、パラメータ /ACTION:WORDOVERVIEWREPORT より前に指定する必要があります (以下の例を参照)。
/EXPORTOVR:<ファイル> 最近生成した概要レポート ビューを <ファイル> にエクスポートします。HTML の場合は file.htm を、Web アーカイブへのエクスポートの場合は file.mht を使用します。
/NOGUI Performance Explorer を表示状態か非表示状態 (GUI なしモード) のどちらで実行するかを指定します。/NOGUI は、DOS ベースのコマンドラインで /NOEXIT が使用されている場合にのみ適切に機能します。
/SINGLEINSTANCE[:NOSTARTUP] 既存のインスタンスを検索します。NOSTARTUP も指定すると、新しいインスタンスは作成されません。
/PEW:<ワークスペース ファイル> 指定したワークスペースを開くか作成します。/SINGLEINSTANCE も指定すると、既存のインスタンスが指定のワークスペース ファイルを使用している場合、そのインスタンスのみが選択されます。指定しない場合、新しいインスタンスが作成されます。
/COMMANDFILE:<XML ファイル> 指定した XML ファイルからコマンドをロードします。
/EXIT .tsd ファイルを保存した後、ワークスペースに対する変更を保存せずに Performance Explorer を終了します。
/NOEXIT Performance Explorer をコマンド ラインの実行後開いたままにします。
/? Performance Explorer で使用できるコマンド ライン パラメータを表示します。

使用例

上記のコマンドのいくつかの使用方法を以下に示します。

最初の例に示すように、パラメータ /TSDPerfExp.exe コマンドに指定する場合、Performance Explorer が開かれ、指定した .tsd ファイルが表示されます。さらに、パラメータ /ACTION:STDGRAPH/ACTION:STARTALLMONITORS を指定すると、定義済みのグラフ (一般タイプ) が開かれ、すべての監視が自動的に開始されます。

PerfExp.exe /TSD:"c:\test.tsd" /ACTION:STDGRAPH /ACTION:STARTALLMONITORS

この 2 番目の例では、Performance Explorer を開始し、指定した .pew ファイルを開きます (/PEW)。さらに、監視ディレクトリが設定され (/MONITORDIR)、.pew ファイルに含まれるすべての監視が自動的に開始されます (/ACTION:STARTALLMONITORS)。これらすべてのアクションは、ユーザー インターフェイスを表示せずに実行されます (/NOGUI)。最後に、パラメータ /SINGLEINSTANCE によって、Performance Explorer の既存のインスタンスが検索され、パラメータ /NOEXIT によって、コマンド ラインの実行後に Performance Explorer が開いたままになります。

PerfExp.exe /PEW:"c:\test.pew" /MONITORDIR:"c:\temp\perf" /ACTION:STARTALLMONITORS /NOGUI /SINGLEINSTANCE /NOEXIT

3 番目の例は、次のような動作になります。Performance Explorer を開始し、指定した .pew ファイルを開きます (/PEW)。起動中に Performance Explorer は既存のインスタンスを検索します。インスタンスが見つかると、新しいインスタンスは開始されません (/SINGLEINSTANCE)。監視ディレクトリが設定され (/MONITORDIR)、すべての監視が停止します (/ACTION:STOPALLMONITORS)。ユーザー インターフェイスは表示されません (/NOGUI)。最後に、.tsd ファイルが保存され、ワークスペースへの変更は保存されずに Performance Explorer が閉じます (/EXIT)。

PerfExp.exe /PEW:"c:\test.pew" /MONITORDIR:"c:\temp\perf" /ACTION:STOPALLMONITORS /NOGUI /SINGLEINSTANCE:NOSTARTUP /EXIT

4 番目の例は、Word 概要レポートを生成します。まず、ユーザー インターフェイスを表示せずに Performance Explorer が開始され (パラメータ /ACTION:WORDOVERVIEWREPORT により)、指定した .tsd ファイルが開きます (/TSD)。マージした .tsd ファイル (m@) を指定してください。それから、生成される Word 文書のパスと名前 (/WORDTARGET)、および適用する Word テンプレートのパスと名前が指定されます (/WORDTEMPLATE)。最後に、パラメータ /ACTION:WORDOVERVIEWREPORT によりレポートが生成されます。

PerfExp.exe /TSD:"c:\test.tsd" /WORDTARGET:"c:\report.docx" /WORDTEMPLATE:"c:\template.docx" /ACTION:WORDOVERVIEWREPORT