パフォーマンスとスケーラビリティ マトリクス

エージェントごとの最大仮想ユーザー数

以下のテーブルに、エージェント コンピュータのハードウェア リソースとテストする Web アプリケーションの種類に基づく、エージェント コンピュータあたりの推奨最大仮想ユーザー数を示します。

注: SSL を使用したアプリケーションのテストでは、可能な仮想ユーザー数が 35% 減少します。[エラー時に TrueLog を生成する] を有効にしたテストでは、可能な仮想ユーザー数が 30% 減少します。低レベルの API (Web 低レベル) を使用した Web アプリケーションのテストでは、可能な仮想ユーザー数が 20% 増加します。
システム OS Web ビジネス アプリケーション SSL による Web ビジネス アプリケーション (-35%) TrueLog On Error (-30%) SSL による TrueLog On Error Web 低レベル (+20%)
Intel Xeon Quadcore 3 GHz、16 GB RAM Windows Server 2008 R2 6500 4225 4550 2958 7800
Intel Core i7 Quadcore 2.8 GHz、8 GB RAM Windows 8.1 6500 4225 4550 2958 7800
Intel Core2 Duo 3 GHz、4 GB RAM Windows 7 Enterprise 4700 3055 3290 2139 5640
注: Web ビジネス アプリケーションは、ページレベル API (HTML/HTTP) を使用します。Web 低レベルは、低レベルの API (HTTP) を使用します。

クラウド エージェントあたりの仮想ユーザー数

注: クラウドベース エージェントあたりの最大仮想ユーザー数は、テストするアプリケーションの種類に関係なく 1,000 となります。

以下のテーブルに、テストするアプリケーションの種類に基いて、クラウド ベースのエージェントで通常サポートされる仮想ユーザー数を示します。

テスト対象アプリケーション クラウド ベースのエージェントでサポートされる仮想ユーザー数
ブラウザ駆動型負荷テスト 5
Java/.NET 250
セキュア Web (SSL) 600
Web 800

テスト パラメータ

上の表の数値は、以下のような特徴を持つ現実的なワークロードを使用して決定したものです。

  • リクエストされる全 Web ページのページ構成は、一般的な公開 Web ページ相当とする。
  • 仮想ユーザーのページ ビュー間の平均思考時間は 32 秒であった。
  • 1 人の仮想ユーザーは、4 つ同時使用接続によってエミュレートされた。

つまり、シミュレートされる仮想ユーザー数は、1 つの一般的な Web サイトに同時にアクセスしている実際のユーザー数に相当し、次のような結果になります。

  • ページあたりの平均ヒット数:39
  • 平均ページ サイズ:130 KB
  • ページ間の平均思考時間:32 秒

Web プロトコル仮想ユーザーのエージェント容量

Silk Performer は以下のパラメータを考慮した公式を使用して、マシンの容量を決定します。
  • CPU 数
  • CPU ごとのコア数
  • CPU 速度
  • メモリ サイズ

結果は、対応するパラメータを持つエージェント マシン上で Web プロトコル スクリプトを実行できる仮想ユーザーの数で表されます。

他の仮想ユーザー タイプのエージェント容量

特定のエージェント マシン上で実行可能な仮想ユーザー数を決定するために、使用するテクノロジに依存する特定の係数で Web プロトコル仮想ユーザー数に重み付けを行います。
注: 一部のテクノロジでは、CPU やメモリの制限というよりも単に OS の制限事項により、仮想ユーザーの最大数がマシンごとに定義されます。