負荷時の視覚的検証

Web アプリケーションが HTTP エラー コードを使ってエラー情報を送信するのは、一般的ではありません。 通常は、HTML コンテンツにエラー情報を含めて送信します。 このような場合はたいてい、スクリプトがページ上のリンクを呼び出そうとして、ページに元のコンテンツではなくエラー メッセージが含まれていたときに初めて、エラーが検出されます。 このとき一般に、「リンクが見つかりません」というエラーが出力されます。 エラーの発生原因を明らかにし、デバッグ環境でのエラーの再現方法を決定するには、このメッセージではたいてい不十分です。 このような見つけにくいエラーの原因を突き止めるには、負荷がかかったときのエラー履歴を記録し、エラーが発生する前の仮想ユーザーとサーバーのアクションを割り出すしかありません。

TrueLog はこの情報を提供します。シミュレート対象の仮想ユーザーが数千に上り、長い期間の中でまれにしかエラーが発生しない場合でも、それは同じです。

TrueLog が提供する負荷時の視覚的検証によって、アプリケーションの負荷が高いときに一部のユーザーにしか通常は発生しない、見つけにくいアプリケーション レベルのエラーを明らかにすることができます。 ほとんどのアプリケーションでは、アプリケーションが配置された後でしかこの種の負荷がかかることはありません。 Web アプリケーションの HTTP 以外の典型的なエラーには、Web ページのテキストの誤りや値の計算結果の誤り、サーブレット エラーサーバーがビジー状態です といったアプリケーション関連のメッセージなどがあります。