レスポンシブ Web デザインのテスト

レスポンシブ Web デザインに基づいて構築されたデスクトップ Web アプリケーションは、アプリケーションを表示する画面や Web ブラウザーのサイズに応じて、その外観が変化します。このようなテストでは、再生するウィンドウのサイズを適切に選択できないと、その安定性に多大な影響を与える可能性があります。

Silk Test Workbench では、次のタイミングでブラウザー ウィンドウの正確なサイズを指定することができます。
  • Web アプリケーションに対して新しいプロジェクトを作成する時点
  • 新しいビジュアル テストや .NET スクリプトを作成する時点
  • 新しいテストを記録する時点
  • 既存のテストに操作を記録する時点
  • Web アプリケーションに対するテストを再生する時点
次の設定を使用して、ブラウザー ウィンドウのサイズを指定することができます。
  • ブラウザー サイズ リストには、あらかじめ定義されたブラウザー ウィンドウのサイズとカスタマイズしたサイズの両方が表示され、ここからテストで使用するサイズを選択できます。
  • 向き リストでは、ブラウザー ウィンドウの向きが横向きか縦向きかを選択できます。
  • ブラウザー サイズの編集 をクリックすると、ブラウザー サイズ リストにカスタム ブラウザー サイズを追加したり、リストに表示するブラウザー サイズを選択することができます。
    • 新しいカスタム ブラウザー サイズをリストに追加するには、ブラウザー サイズの追加 をクリックします。
    • リストにサイズを表示しないようにするには、対応するチェック ボックスをオフにします。
    • 特定の Web アプリケーションのビジュアル ブレークポイントを ブラウザー サイズ リストに追加するには、ビジュアル ブレークポイントの検出 をクリックします。

コマンド ラインや Silk Central から Web アプリケーションに対するテストを再生する場合は、silktest.browserViewportSize 環境変数を設定してブラウザー ビューポートのサイズを指定できます。ブラウザー サイズ リストで定義したブラウザーの名前や特定のサイズを指定することができます。

Imports SilkTest.ntf.Mobile をテスト スクリプトで定義すると、テストスクリプトで直接ブラウザーのサイズを変更できます:
' VB .NET code
With .BrowserWindow("BrowserWindow")
  .SetViewportName("Google Pixel 2")
  .SetViewportSize(800, 300)
End With

例:自動再生するブラウザー サイズに名前を使用して指定する場合

ブラウザー サイズ リストの SVGA エントリを使用して、ブラウザー サイズを SVGA (800, 600) に設定するサンプル コードを以下に示します。
SET silktest.browserViewportSize=name=SVGA;orientation=landscape
STW.exe –script MyScript
次のコマンドを使用して、特定のブラウザーとビューポート サイズを指定することもできます。
STW –dsn silktest –browser InternetExplorer –script MyScript -viewportname SVGA

例:自動再生するブラウザー サイズに幅と高さを使用して指定する場合

widthheight パラメータをを使用して、ブラウザー サイズを SVGA (800, 600) に設定するサンプル コードを以下に示します。
SET silktest.browserViewportSize=width=800;height=600;orientation=landscape
STW.exe –script MyScript
次のコマンドを使用して、特定のブラウザーとビューポート サイズを指定することもできます。
STW –dsn silktest –browser InternetExplorer –script MyScript -viewportwidth 800 -vieportheight 600