ビジュアル テスト内でのビジュアル テストの実行

ビジュアル テストでは、別のビジュアル テストを呼び出して実行したり、再生したりできます。これにより、アプリケーションのテストに対するモジュール式アプローチが可能になり、テストの実行をより制御できるようになります。ビジュアル テスト内で別のビジュアル テストを実行する場合は、テスト サイトの整合性を保ち、テスト対象のターゲット アプリケーションが正しい初期再生状態になるようにすることが重要です。

この手順を使用して、ドライバ テストを作成することもできます。

  1. 別のビジュアル テストを挿入するビジュアル テストを開きます。
  2. テストの挿入箇所の直後にあるステップを選択します。
  3. 挿入 > ビジュアル テスト をクリックします。 ビジュアル テストの参照 ダイアログ ボックスが開きます。
  4. すべての資産を表示するか、作成した資産だけを表示するかを選択します。
    注: 列見出し(名前プロジェクト説明更新日)をクリックして、その内容を基準にビジュアル テストのリストをアルファベット順に並べ替えることができます。
  5. 挿入するビジュアル テストを選択し、OK をクリックします。
    注: 現在のプロジェクトとすべての参照プロジェクトのビジュアル テストがリストに表示されます。
    ヒント: 資産の選択 リストに多くのビジュアル テストが表示されている場合、名前フィルタ テキスト フィールドに挿入したいビジュアル テストの名前を入力してから、ビジュアル テストをクリックすると簡単です。
    Silk Test Workbench によって、選択したステップの下にステップが挿入されます。挿入されたステップによって、選択したビジュアル テストが呼び出されます。

再生中、上記のステップが実行されると、呼び出し元のビジュアル テスト内の次のステップが実行される前に、挿入されたビジュアル テストが最後まで再生されます。ビジュアル テストが別のビジュアル テストに挿入されたあと、再生に使用される設定を構成できます。

再生すると、テスト対象アプリケーションは、必要に応じて設定、フック、開始され、再生セッションの終了時までフックされたままになります。たとえば、呼び出し元のビジュアル テストにメモ帳用のアプリケーション構成があり、挿入されたビジュアル テストに電卓用のアプリケーション構成がある場合には、次のようになります。
  • 呼び出し元のビジュアル テストの実行の開始時に、メモ帳がフックされ、開始されます。
  • 挿入されたビジュアル テストの実行の開始時に、電卓がフックされ、開始されます。メモ帳はフックされたままです。
  • 挿入されたビジュアル テストの実行を停止しても、メモ帳と電卓の両方ともフックされたままになります。
  • 再生セッションの終了時、つまり、呼び出し元のビジュアル テストの実行を停止すると、メモ帳と電卓の両方のフックが解除されます。