Silk4J コンポーネント間の接続設定

ファイアウォールを介してリモート マシンに接続したり、HTTPS を使って安全にリモート マシンに接続するために、Silk4J が Information Service や Open Agent との通信に使用するポートを設定できます。

Open Agent が起動すると、Silk4J およびテストするアプリケーションに対して、使用可能なポートがランダムに割り当てられます。ポート番号は Silk Test Information Service に登録されます。

Information Service は次の情報を Silk4J に提供します。
  • Silk4J が Open Agent との接続に使用できるポート番号。通信は、Silk4J とエージェントとの間で直接行われます。リモート エージェントを使用するシナリオでは、たとえばファイアウォールによって遮断されないためなど、このポートを設定する必要がある場合があります。
  • Information Service がインストールされているマシン上で利用可能なブラウザー。
  • Information Service がインストールされているマシンに接続しているモバイル デバイス。
  • Information Service がインストールされているマシン上で利用可能なエミュレータ。
  • 上記のモバイル デバイスやエミュレータ上で利用可能なモバイル ブラウザー。

デフォルトでは、HTTPS ポート 48561 を使用して Open Agent は Information Service と通信します。デフォルト ポートが利用可能でない場合に機能する代替ポートとして、Information Service の追加のポートを構成できます。デフォルトでは、Information Service は、代替ポートとして 2966、11998、および 11999 を使用します。

大抵の場合、手動でポート番号を設定する必要はありません。ただし、リモート マシン上でテストを実行する場合、ポート番号が競合したり、Silk4J をインストールしたマシンとテスト マシン間でファイアウォールによって遮断される場合など、Silk4Jとリモート マシン上の Open Agent 間の通信に使用するポート番号や、Silk4J とリモート マシン上の Information Service 間の通信に使用するポート番号を設定できます。テストするリモート マシンが複数ある場合は、リモート マシンごとに異なるポート番号を使用することも、すべてのリモート マシンで同じポート番号を使用することもできます。

次の図に、Silk4J、Information Service、Open Agent 間での通信を示します。