動的呼び出しを使用した Flex カスタム コントロールのテスト

Silk4J では、動的呼び出しを使用したカスタム コントロールの記録と再生のサポートが提供されており、これにより再生中にカスタム コントロールを操作できます。作業量が少なく済むこのアプローチは、テスト アプリケーションにおいて、Silk4J が公開しないカスタム コントロールのプロパティおよびメソッドにアクセスする場合に使用します。カスタム コントロールの開発者は、コントロールのテストを容易にすることのみを目的としたメソッドおよびプロパティをカスタム コントロールに追加することもできます。

  1. コントロールでサポートされている動的メソッドのリストを取得するには、getDynamicMethodList メソッドを使用します。
  2. オブジェクトの動的メソッドは invoke メソッドを使用して呼び出します。
  3. コントロールでサポートされている動的プロパティのリストを取得するには、getPropertyList メソッドを使用します。
  4. 動的プロパティの取得には getProperty メソッドを、動的プロパティの設定には setProperty メソッドを使用します。

この例では、以下の図に示すように、2 つのボタンと 1 つのテキスト フィールドを含む Spinner カスタム コントロールをテストします。

Flex カスタム コントロール

ユーザーは、Down をクリックしてテキスト フィールドに表示されている値を 1 減分させ、Up をクリックしてテキスト フィールドの値を 1 増分させることができます。

カスタム コントロールには、設定および取得が可能なパブリックの Value プロパティが用意されています。

Spinner の値を 4 に設定するには、以下のように入力します。
FlexBox spinner = _desktop.<FlexBox>find("//FlexBox[@className=customcontrols.Spinner]");
spinner.setProperty("Value", 4);