テスト アプリケーションからのオブジェクト マップの更新

テスト アプリケーションの項目が変化した場合は、オブジェクト マップ UI を使用してそれらの項目のロケーターを更新できます。

  1. 表示 > アセット ブラウザ を選択するか、開始画面入門ガイド > アセット ブラウザ を選択します。
  2. 資産の種類 リストから オブジェクト マップ を選択します。 選択したプロジェクトの既存のオブジェクト マップが、右側のペインに表示されます。
    ヒント: 編集するオブジェクト マップが表示されない場合は、アクティブ プロジェクト リストで正しいプロジェクトが選択されていることを確認してください。
  3. 次のいずれか 1 つを選んでください:
    • 使用するオブジェクト マップをダブルクリックします。
    • 使用するオブジェクト マップを右クリックし、開く をクリックします。
    オブジェクト マップ項目および各項目に関連付けられたロケーターの階層が、オブジェクト マップに表示されます。
    注: 選択したオブジェクト マップを別のユーザーが現在変更していると、そのことを通知するメッセージ ボックスが表示され、オブジェクト マップを現在ロックしているユーザーの名前が示されます。
  4. 編集 をクリックします。 デフォルトでは、オブジェクト マップは読み取り専用です。編集 をクリックすると読み取り/書き込みアクセス権が付与され、変更中に他のユーザーがそのエントリを編集できなくなります。F2 を押して、オブジェクト マップの現在選択中のフィールドを編集することもできます。 編集 ボタンが 元に戻す に変わります。このセッション中に加えた変更を取り消すには、元に戻す をクリックします。
  5. ロケータの更新 をクリックします。 オブジェクトの識別 ダイアログ ボックス が表示され、Silk Test Workbench によってテスト アプリケーションが開かれます。
  6. 記録するオブジェクトの上にカーソルを合わせて、Ctrl+Alt を押します。 Silk Test Workbenchロケーター テキスト フィールドにロケーター文字列が表示されます。
  7. ロケーターの詳細 テーブルで、使用するロケーターを選択します。
  8. ロケーター テキスト フィールドに表示されているロケーターから、使用しない属性を削除します。
  9. ロケーターの検証 をクリックして、ロケーターが機能することを検証します。
  10. ロケーターをエディターに貼り付け をクリックして、オブジェクト マップのロケーターを更新します。
  11. 変更されたオブジェクト マップを保存します。
AUT からオブジェクト マップ項目を更新するときに、オブジェクト マップ ツリーのリーフ ノードの XPath 表現のみを変更できます。親ノードの XPath 表現を変更することはできません。オブジェクト マップ ツリー内のより高いレベルのノードにある XPath 表現が更新後に整合しなくなると、エラー メッセージが表示されます。

たとえば、次の 3 つの階層レベルを持つオブジェクト マップ ID を含むオブジェクト マップ項目があるとします:
WebBrowser.Dialog.Cancel
これらの階層レベルに対応する XPath 表現は次のようになります:
 /BrowserApplication//Dialog//PushButton[@caption='Cancel']
  • 最初の階層レベル: /BrowserApplication
  • 2 番目の階層レベル://Dialog
  • 3 番目の階層レベル://PushButton[@caption='Cancel']
次のロケーターを使用して、オブジェクト マップ項目を更新できます:
 /BrowserApplication//Dialog//PushButton[@id='123']
  • 最初の階層レベル: /BrowserApplication
  • 2 番目の階層レベル://Dialog
  • 3 番目の階層レベル://PushButton[@id='123']
2 番目のレベルの階層が一致しないため、次のロケーターを使用してオブジェクト マップ項目を更新することはできません:
 /BrowserApplication//BrowserWindow//PushButton[@id='9999999']
  • 最初の階層レベル: /BrowserApplication
  • 2 番目の階層レベル://BrowserWindow
  • 3 番目の階層レベル://PushButton[@id='9999999']