例:コントロールの同列要素の指定

このトピックでは、ロケーターに使用することのできる安定した属性を提供しないコントロールを、そのコントロールの同列要素に対する安定したロケーターが利用できる場合に、それを使用して指定する方法を説明します。

次の安定したロケーターを持つコントロール Item 0.0 が既に識別されていると想定します。
/BrowserApplication//BrowserWindow//DIV[@textContent='Item 0.0']
Item 0.0 が、タイプ a の後ろに同列要素を持ていることがわかっている場合、次のコードを使用して、同列要素の安定したロケーターを構築できます。
/BrowserApplication//BrowserWindow//DIV[@textContent='Item 0.0']/following-sibling::a
テキスト フィールドを識別するときにも、この同列要素による方法を使用できます。テキスト フィールドは、たいていの場合、ロケーターで使用できる有用な属性を提供しません。テキスト フィールドのラベルを使用すると、テキスト フィールドの有用なロケーターを作成できます。同列要素による方法を使って、テキスト フィールドのロケーターの一部として、ラベルを使用することは簡単です。たとえば、テキスト フィールドがテキスト User Name を持つラベルの前に同列要素である場合、次のロケーターを使用できます。
/BrowserApplication//BrowserWindow//DIV[@textContent='User Name']/preceding-sibling::input[@type='text']