FormatDate 関数

説明

ユーザーが指定した日付、日付形式、およびロケールに基づいて文字列式を返す式デザイナの関数。

構文

local variable = FormatDate (Date, Format, Locale) 
		

FormatDate 関数の構文のパラメータは以下のとおりです。

Date
指定されたロケールに有効な日付文字列または日付文字列が含まれる変数。 現在のシステムの日付を指定するには、「Current」を使用します。 日付文字列を指定するには、希望する日付文字列を引用符で囲んで入力します(例:"January 5th, 2009")。 日付文字列が含まれる変数の場合は、引用符なしで変数名を使用します。
Format
指定したロケールに対して有効な以下の要素の組み合わせで構成される日付形式。
  • d:日を数値で表し、数値が 1 桁の場合は先頭にゼロを付けません(「1」 から 「9」、「10」 から 「31」)。
  • dd:日を数値で表し、数値が 1 桁の場合は先頭にゼロを付けます(「01」 から 「09」、「10」 から 「31」)。
  • ddd:曜日を表す 3 文字の略語(英語の Mon、Tue、Wed など)。
  • dddd:曜日を略さずに表します(英語の Monday、Tuesday、Wednesday など)。
  • M:月を数値で表し、数値が 1 桁の場合は先頭にゼロを付けません(「1」 から 「9」、「10」 から 「12」)。
  • MM:月を数値で表し、数値が 1 桁の場合は先頭にゼロを付けます(「01」 から 「09」、「10」 から 「12」)。
  • MMM:月を表す 3 文字の略語(英語の Jan、Feb、Oct など)。
  • MMMM:月を略さずに表します。
  • y:年の最後の 2 桁の数値で表し、10 年未満である場合は先頭にゼロを付けません(「0」 から 「9」、「10」 から 「99」)。
  • yy:年の最後の 2 桁を数値で表し、10 未満である場合は先頭にゼロを付けます(「00」 から 「09」、「10」 から 「99」)。
  • yyy:年の最後の 2 桁を数値で表し、10 未満である場合は先頭にゼロを付けます(「00」 から 「09」、「10」 から 「99」)。
  • yyyy:年を略さずに 4 桁の数値で表します。
元号
gg:元号。
注: Silk Test Workbench では、指定された日付とロケールに元号が存在するかどうかが検証されます。 存在する場合は、その元号が Silk Test Workbench によってデフォルトのカレンダーに使用されます。 存在しない場合は、同じロケールの別のカレンダーに元号が存在するかどうかが Silk Test Workbench によって判断されます。 別のカレンダーが存在する場合は、すべての文字列の形式が Silk Test Workbench によってそのカレンダーに合わせて設定されます。存在しない場合、文字列の形式は Silk Test Workbench によってデフォルトのカレンダーに合わせて設定され、元号形式(gg)は無視されます。
Locale

一般的に、ロケールでは、ユーザーが自分のユーザー インターフェイスに表示するためのユーザーの言語や国、日付と時刻に使用する形式などの任意の特別なバリアント設定を定義します。

Locale パラメータにより、FormatDate 関数の出力で日付文字列が解釈され、表示される方法に対して、指定したロケール定義が適用されます。 このパラメータの値は、Windowsオペレーティング システムのロケール名に基づきます。 たとえば、フランス語(カナダ)のロケール名は「fr-CA」です。 サポートされているロケールの一覧については、Microsoft の『National Language Support Reference』の「Locale Identifier Constants and Strings」というトピックを参照してください。

注: 使用可能なロケールは、オペレーティング システムのバージョンと[地域のオプション]の設定に基づきます。

解説

すべてのパラメータが必須です。 Format または Locale パラメータのデフォルト値を使用するには、式に「Default」と入力します。 以下の例では、FormatDate 関数により、現在のシステムの日付が、オペレーティング システムの日付形式とロケールを使用して返されます。

FormatDate("Current", "Default", "Default")
 

以下の各例は、Format パラメータの要素を使用して FormatDate 関数の出力をカスタマイズする方法を示しています。

FormatDate("Jan 9, 2009", "dddd, MMM-dd-yyyy", 
 "Default") returns "Friday, Jan-09-2009" 
 
 FormatDate("Jan 9, 2009", "d/M/yy", "Default") 
 returns "9/1/09" 
 
 FormatDate("Jan 9, 2009", "yy", "Default") 
 returns "09" 

以下の例は英語のオペレーティング システムで実行するもので、Locale パラメータを使用して、フランス語のロケール日付をスペイン語のロケール日付に変換する方法を示しています。 この処理は 2 段階で行われ、最初に、数値ではないフランス語の日付(2009 janvier 9)を、フランス語の数値の日付(2009-01-09)形式に変換します。 次に、数値の日付をスペイン語の日付(2009-enero-09)に変換します。

FormatDate("2009 janvier 9", "yyyy-MM-dd", 
 "fr-FR") returns "2009-01-09" 
 
 FormatDate(FrNumericDate, "yyyy-MMMM-dd", "es-ES") 
 returns "2009-enero-09"