ビジュアル テスト内でのスクリプトの実行

ビジュアル テストでは、既存の .NET スクリプトを呼び出して実行できます。これにより、アプリケーションのテストに対するモジュール式アプローチが可能になり、テストの実行をより制御できるようになります。ビジュアル テスト内でスクリプトを実行する場合は、テスト サイトの整合性を保ち、テスト対象のテスト アプリケーションが正しい初期再生状態になるようにすることが重要です。

この手順を使用してドライバ テストを作成することもできます。

  1. スクリプトを挿入するビジュアル テストを開きます。
  2. 挿入したスクリプトを実行するポイントの前のテスト ステップを選択します。
  3. 挿入 > .NET スクリプト を選択します。 .NET スクリプトの参照 ダイアログ ボックスが開きます。
  4. 挿入するスクリプトを選択し、OK をクリックします。 Silk Test Workbench によって、選択したステップの下にステップが挿入されます。挿入されたステップによって、選択したスクリプトが呼び出され、再生されます。ステップ テキストは、次のようになります:
    .NET スクリプト '資産名' を再生します

    ここで、'資産名' は、挿入されたスクリプトの名前です。

再生中、前のステップが実行されると、ビジュアル テスト内の次のステップが実行される前に、挿入されたスクリプトが最後まで再生されます。スクリプトがビジュアル テストに挿入されたあと、スクリプトを編集して、再生に使用される設定を構成できます。

テスト対象アプリケーションは、必要に応じて設定、フック、開始され、再生セッションの終了時までフックされたままになります。たとえば、ビジュアル テストにメモ帳用のアプリケーション構成があり、.NET スクリプトに電卓用のアプリケーション構成がある場合には、次のようになります。
  • ビジュアル テストの実行の開始時に、メモ帳がフックされ、開始されます。
  • 挿入された .NET スクリプトの実行の開始時に、電卓がフックされ、開始されます。メモ帳はフックされたままです。
  • 挿入された .NET スクリプトの実行を停止しても、メモ帳と電卓の両方ともフックされたままになります。
  • 再生セッションの終了時、つまり、ビジュアル テストの実行を停止すると、メモ帳と電卓の両方のフックが解除されます。