xBrowser 同期オプションの設定

Web アプリケーションの同期およびタイムアウトの値を指定します。 同期は、すべてのメソッド呼び出しの前後に自動的に実行されます。メソッド呼び出しは、同期条件が満たされるまで開始せず、終了もしません。

  1. ツール > オプション をクリックします。
  2. オプション メニュー ツリーの 再生 の隣にあるプラス記号 (+) をクリックします。 再生 のサブカテゴリが表示されます。
  3. xBrowser をクリックします。
  4. 同期除外リスト テキスト ボックスに、除外するサービスまたは Web ページの URL 全体あるいは URL の一部を入力します。

    AJAX フレームワークやブラウザによっては、サーバーから非同期にデータを取得するために、特殊な HTTP 要求を継続して出し続けるものがあります。これらの要求により、指定した同期タイムアウトの期限が切れるまで同期がハングすることがあります。この状態を回避するには、HTML 同期モードを使用するか、問題が発生する要求の URL を 同期除外リスト 設定で指定します。

    たとえば、クライアントからデータをポーリングすることによってサーバー時間を表示するウィジェットを Web アプリケーションで使用する場合は、このウィジェットのトラフィックが永続的にサーバーに送信されます。このサービスを同期から除外するには、サービス URL を判別し、除外リストに入力します。 たとえば、以下のように入力します。
    • http://example.com/syncsample/timeService
    • timeService
    • UICallBackServiceHandler
    複数のエントリをカンマで区切って指定します。
    注: アプリケーションで 1 つのサービスのみが使用されている場合、そのサービスでテストを無効にするには、サービス URL を除外リストに追加するのではなく、HTML 同期モードを使用する必要があります。
    ヒント: 除外リストには、URL 全体ではなく URL の部分文字列を追加することを、Micro Focus ではお勧めしています。たとえば、http://example.com/syncsample/timeService ではなく、/syncsample を除外リストに追加します。ブラウザは相対 URL のみをSilk Test Workbench に返す場合があるため、URL 全体を指定すると機能しない場合があります。たとえば、ブラウザは /syncsample/timeService だけを返すのに対して、除外リストに http://example.com/syncsample/timeService を追加していると、Silk Test Workbench は返された URL を除外しません。
  5. 同期モード リスト ボックスから、Web アプリケーションを準備可能状態にするための同期アルゴリズムを選択します。 同期アルゴリズムは、呼び出しが可能になる状態までの待機時間を設定します。 HTML モードを使用すると、すべての HTML ドキュメントが対話的な状態になることが保証されます。このモードでは、単純な Web ページをテストすることができます。Java Script が含まれる、より複雑なシナリオが使用される場合は、同期関数を手動で記述することが必要になる可能性があります。 AJAX モードを使用すると、同期関数を手動で記述する必要がなくなるため、スクリプト(オブジェクトの表示または非表示を待機したり、特定のプロパティ値を待機するなど)の作成処理が大幅に簡略化されます。また、この自動同期は、スクリプトを手動で適用しないで記録と再生を正常に行うための基礎となります。
  6. 同期タイムアウト テキスト ボックスで、オブジェクトが準備可能状態になるまで待機する最大時間をミリ秒で入力します。 デフォルト値は、300000 に設定されています。
  7. iframe サポートのホワイトリスト に、テストの対象となる iframe と frame の属性リストを指定します。 リストの各項目で、属性名と対応する値を定義します。項目のどれにも一致しない iframe と frame は、テスト対象から除外されます。ワイルドカードを使用できます。たとえば、"name:*form" という項目を定義すると、<IFRAME name="user-form" src=...> がテスト対象に含まれます。このオプションは、Internet Explorer では無視されます。リストが空の場合は、すべての iframe と frame がテストの対象となります。複数のエントリをカンマで区切って指定します。
  8. iframe サポートのブラックリスト に、テストから除外する iframe と frame の属性リストを指定します。 リストの各項目で、属性名と対応する値を定義します。項目のどれにも一致しない iframe と frame は、テスト対象に含まれます。ワイルドカードを使用できます。たとえば、"src:*advertising*" という項目を定義すると、<IFRAME src=http://my.domain/advertising-banner.html> がテスト対象から除外されます。このオプションは、Internet Explorer では無視されます。リストが空の場合は、すべての iframe と frame がテストの対象となります。複数のエントリをカンマで区切って指定します。
  9. OK をクリックします。