キャプチャされたデータのための変数の作成

オブジェクトの識別 ダイアログ ボックスを使用して、オブジェクト情報をキャプチャします。 その後、キャプチャしたロケーター情報を表す変数を作成できます。 これを行うには、オブジェクトの識別 ダイアログ ボックスを使用してオブジェクトをキャプチャし、オブジェクト情報をスクリプトに貼り付けます。 以下に示すように、オブジェクトに対して Console.Write メソッドを使用し、オブジェクトに保持されているテキストを取得します。

With _desktop.WPFWindow("my main window")
       .WPFTextBox("@automationId='textBoxSingle'").SetText(carmake)
       Console.Write (carmake)
End With

または、以下の例も有効です。

<my window variable>.WPFTextBox("@automationId='textBoxSingle'").SetText(carmake)
Console.Write (carmake)

次に、このステートメントの結果、つまりコントロールに保持されるテキストを表す変数を作成できます。 データ型に String を使用して変数を宣言し、この変数をステートメントの結果に設定します。 変数を設定すると、そのデータを評価、検証、表示、または他のテストの目的のために使用することができます。 以下は、キャプチャされたテキストの値に設定された変数をメッセージ ボックスに表示します。

Dim carmake As String

carmake = window.WPFTextBox("@automationId='textBoxSingle'").GetLineText(0)

MsgBox (carmake, vbOKOnly)
        

アプリケーションの情報をキャプチャし、変数に設定するこの技法は、テスト アプリケーションで識別可能な任意のオブジェクト(ウィンドウ、リスト ボックス、ボタンなど)で使用することができます。

この目的のためには、Console.Write メソッドを使用する以外に、Text プロパティも使用できます。

コードは以下のようになります。

Dim price = browser.DomTextField("@name=txtDealerPrice").Text
        

Text プロパティは、コントロールからのすべてのデータを戻します。 ただし、Text プロパティはすべての Silk Test Workbench オブジェクトのメンバではありません。 Text プロパティは、サポートされるオブジェクトでデータが表示フィールドのサイズを超える可能性がある場合に使用します。

複数のコントロールまたは画面全体からテキストをキャプチャするには、Console.Write を使用します。 たとえば、Web サイトのすべてのテキストを取得するには、以下のように入力します。
Console.WriteLine(_desktop.BrowserApplication().Find("//HTML").GetProperty("innerText"))

Web サイトのテキストの取得の詳細については、「textContents、innerText、および innerHtml の違い」を参照してください。