ビジュアル テストにおける画面プレビューとステップの同期

Silk Test Workbench では、記録中と再生中にアプリケーションのスナップショットをキャプチャします。このスナップショットには、キャプチャされた画面と、さまざまなプロパティを持つ各種コントロールの列挙が含まれます。キャプチャされた画面は 画面プレビュー に表示されます。

Silk Test Workbench では、スナップショットは以下のような状況のときに取得されます。
  • 記録中のすべての自動テスト ステップの前。
    注: SAP アプリケーションの場合、スナップショットはすべての自動テスト ステップの前ではなく、画面が変わったときに発生します。
  • ビジュアル テストで Using ステップを実行した結果のスナップショット。
  • 再生エラーが発生した場合。
ヒント: アプリケーション画面の内容を更新するのに時間のかかるテスト アプリケーションの場合は、アプリケーション画面のスナップショットを取得する前に待機するよう Silk Test Workbench を設定できます。詳細については、アタッチとスクリーンショット間の遅延 オプションを参照してください。

自動テスト ステップ

すべての自動テスト ステップには独自のスナップショットがあり、画面プレビュー では (グループ画面) または (ステップ画面) というラベルが付けられます。 (グループ画面) には、現在のダイアログ ボックスまたは Web ページのメイン コンテキストが含まれています。一方、(ステップ画面) は、現在のダイアログ ボックスまたは Web ページでの特定の操作に関連付けられています。

Silk Test Workbench では、アプリケーションのスナップショットは、そのスナップショットを参照する実際のテスト ステップの前に取られます。画面コンテキストが変わる自動ステップ (新しいダイアログ ボックスまたは Web ページを開くなど) では、Using ステップは、自動ステップの前のアプリケーション状態を表す画面キャプチャに関連付けられます。画面プレビュー では、Using ステップには (グループ画面) というラベルが付けられます。たとえば、Web ページの 画面プレビュー での (グループ画面) は、テスト ステップ ペインの Using Browser Application 'BrowserApplication' ステップと対応する場合があります。Using ステップに続くテスト ステップは、現在のダイアログ ボックスまたは Web ページのコンテキストで発生する単一の操作に対応し、画面プレビュー では (ステップ画面) というラベルが付けられます。たとえば、テキスト フィールドに郵便番号を入力した場合に、対応するテスト ステップは「'92109' を入力します」であるとします。画面プレビュー では、入力した値の前の郵便番号のテキスト フィールドと郵便番号の値の周囲に黒い四角形が表示されます。したがって、92109 の前の値が 18966 だった場合、画面プレビュー には 18966 が表示されます。

Using ステップを無効にした場合、Using ステップに続くステップは、無効にした Using ステップの前の Using ステップに関連付けられます。たとえば、Using ステップ 26 を無効にした場合、それに続くテスト ステップはステップ 26 の前の Using ステップを使用します。

注: 画面プレビューからコントロールを挿入すると、画面プレビュー(グループ画面) スナップショットが表示されます。コントロールは記録されなかったため、スナップショットは取得されませんでした。この結果、(グループ画面) が使用されます。

その他のテスト ステップのタイプ

ほとんどの場合、自動ステップに関連付けられていないテスト ステップでは、画面プレビュー にスナップショットは表示されません。たとえば、ビジュアル テストにスクリプトを挿入すると、画面プレビュー には テスト ステップ ペインに表示されるテキストが表示されます。

設定の構成

デフォルトでは、Silk Test Workbench によって記録中にグループと個別両方の画面キャプチャが記録されます。これらの設定は、オプション ダイアログ ボックスを使用して、グループ画面キャプチャのみを記録するように、または画面キャプチャを記録しないように変更できます。ツール > オプション を選択し、記録 を展開します。出力 をクリックし、ビジュアル テスト をクリックして、これらのオプションを構成します。

オプション ダイアログ ボックスでは、ビジュアル テストのグループと個別両方の画面キャプチャの再生画面キャプチャ設定を構成するか、すべてのビジュアル テストに適用されるグローバル オプションを設定できます。ツール > オプション を選択し、再生 を展開します。結果 をクリックし、ビジュアル テスト をクリックして、これらのオプションを構成します。

ビジュアル テストの個別の設定を構成するには、ビジュアル テストを記録し、次に、グローバル再生値を上書きする 再生設定の設定 ステップを挿入します。設定には、画面キャプチャ画面キャプチャ (テスト ステップ) があります。

たとえば、パフォーマンスを向上させるために、特定のステップについては 画面キャプチャ (テスト ステップ) の再生設定を いいえ に設定し、個別の画面キャプチャが必要な残りのステップについては 画面キャプチャ (テスト ステップ)はい に戻す場合があります。