ビジュアル テストへのパラメータの追加

ビジュアル テストは、入力パラメータを使用してスクリプトまたは他のビジュアル テストからデータを受け取ったり、出力パラメータを使用して他のビジュアル テストにデータを渡したりできます。パラメータは、ビジュアル テストの <<開始>> ステップで定義し、プロパティ ウィンドウで編集し、再生中にビジュアル テストで使用できます。パラメータを作成すると、パラメータを作成したビジュアル テストで使用できます。

  1. パラメータを作成するビジュアル テストを開きます。
  2. タスク ペインで <<開始>> ステップをクリックします。
  3. プロパティ ペインで、変数 カテゴリに移動します。
  4. 作成するパラメータの種類を選択します。
    • 新しい入力パラメータを作成する場合は、入力パラメータ フィールドをクリックします。
    • 新しい出力パラメータを作成する場合は、出力パラメータ フィールドをクリックします。
  5. パラメータの追加 をクリックします。
    パラメータの追加 ダイアログ ボックスが開きます。
  6. パラメータの名前を 名前 フィールドに入力します。
    パラメータ名に有効な文字は、大文字/小文字の英数字とアンダースコア(「ABC」、「abc」、「_」)です。追加または編集するパラメータ名が他のパラメータ名と重複している場合、そのパラメータに対して一意な名前が付けられます。
  7. リストからパラメータのデータ型を選択します。
    Silk Test Workbench は、次のパラメータの型をサポートします。
    ブール値

    パラメータの値は True または False です。

    数値 (Double)

    パラメータの値は 64 ビット数値(-1.7E308 から +1.7E-307 の範囲)として格納された倍精度浮動小数点数です。

    数値 (Long)

    パラメータの値は -2,147,483,648 から 2,147,483,647 の範囲の数値です。(小数値または 10 進数値で使用される)ピリオドは使用できません。

    数値 (Long Long)

    64 ビット整数値(-9223372036854775808 から 9223372036854775807 の範囲)です。

    テキスト

    パラメータの値はテキスト文字列です。テキスト型の値には、文字、数字、スペース、および句読点が含まれます。

    列挙

    このパラメータは一連の値をグループ化し、1 から n まで順番に番号を付けます。このパラメータ型は、列挙データ型を必要とするプロパティまたはパラメータに使用します。

    列挙には、64 ビット整数(-9223372036854775808 から 9223372036854775807 の範囲)が格納されます。ただし、UI では 64 ビットの列挙がサポートされていますが、エンジンでは 32 ビットの列挙のみがサポートされています(将来のリリースでは、エンジンでも 64 ビットの列挙がサポートされる予定です)。

  8. 初期値 フィールドに、渡されるパラメータの値を入力します。 空のままにした場合、ビジュアル テストで設定されたパラメータの初期値が使用されます。値は型と整合性がある必要があります。たとえば、型が数値(Long)の場合、初期値は整数にする必要があります。
  9. OK をクリックします。 パラメータの名前と初期値(存在する場合)が、<<開始>> ステップの プロパティ ペインの選択したパラメータ型の下に表示されます。
  10. 他のパラメータを作成するには、必要に応じて上記のステップを繰り返します。 パラメータ型のフィールドは、その型の現在定義されているパラメータの数を示します。たとえば、数値 (Long) 項目のフィールドが 3 個の項目 の場合、現在このビジュアル テストには Long データ型のパラメータが 3 つ定義されています。
注: パラメータが作成されたときには、パラメータに値は割り当てられていません。パラメータに値が割り当てられるのは、別のビジュアル テストでテストが実行されたときです。パラメータを作成したビジュアル テストを再生するときに、その値を割り当てる必要があります。このシナリオでは、再生を開始したときに パラメータ ダイアログ ボックスが開き、パラメータに値を割り当てることができます。