テストのための Flex アプリケーションの事前コンパイル

アプリケーションをテスト用に事前コンパイルするか、または実行時の読み込みを使用することによって、アプリケーションをテストに対して有効化できます。

  1. 以下のコードを構成ファイルに追加することによって、コンパイラの構成ファイルに automation.swc、automation_agent.swc、および FlexTechDomain.swc ライブラリをインクルードします。
    <include-libraries>
    
    ...
    
    <library>/libs/automation.swc</library>
    
    <library>/libs/automation_agent.swc</library>
    
    <library>pathinfo/FlexTechDomain.swc</library>
    
    </include-libraries>
    
    
    注: アプリケーションでグラフを使用する場合は、automation_charts.swc ファイルも追加する必要があります。
  2. コマンド ライン コンパイラで include-libraries コンパイラ オプションを使用して、automation.swc、automation_agent.swc、および FlexTechDomain.swc ライブラリの場所を指定します。 構成ファイルは以下の場所にあります。

    Apache Flex 2 SDK – <flex_installation_directory>/frameworks/flex-config.xml

    Apache Flex データ サービス – <flex_installation_directory>/flex/WEB-INF/flex/flex-config.xml

    以下の例では、automation.swc ファイルと automation_agent.swc ファイルがアプリケーションに追加されています。
    mxmlc -include-libraries+=../frameworks/libs/automation.swc;../frameworks/libs/
    automation_agent.swc;pathinfo/FlexTechDomain.swc MyApp.mxml 
    
    注: コマンド ラインで include-libraries オプションを明示的に設定すると、既存のライブラリに対して追加されるのではなく、既存のライブラリが上書きされます。コマンド ラインで include-libraries オプションを使用して automation.swc ファイルと automation_agent.swc ファイルを追加する場合は、+= 演算子を使用します。これにより、インクルードされる既存のライブラリが上書きされるのではなく、インクルードされる既存のライブラリに対して追加されます。
    注: Silk Test Flex オートメーション SDK は、Flex のオートメーション API に基づいています。Silk Test オートメーション SDK は、Flex のオートメーション API でサポートされているものと同じコンポーネントが同様にサポートされます。たとえば、オートメーション コードを使用してアプリケーションがコンパイルされ、連続的に SWF ファイルが読み込まれる場合、メモリ リークが発生して、最終的にアプリケーションでメモリが不足します。Flex Control Explorer サンプル アプリケーションは、この問題の影響を受けます。回避策として、Explorer が読み込むアプリケーションの SWF ファイルをオートメーション ライブラリを使用してコンパイルしない方法があります。たとえば、Explorer のメイン アプリケーションのみをオートメーション ライブラリを使用してコンパイルします。SWFLoader の代わりにモジュール ローダーを使用する方法もあります。Flex オートメーション API の詳細については、『Apache Flex リリース ノート』を参照してください。