UI オートメーション オプションの設定

Microsoft UI オートメーション (MSUIA) サポートの有効/無効の切り替え、ロケーター生成用のカスタム属性の指定、ロケーターから除外する属性の指定を行います。

UI オートメーション サポートを有効にして、ロケーターから除外する属性と値を指定することで、UI オートメーション プロバイダー インターフェイスを実装するアプリケーション(JavaFX や QT ベースのアプリケーションなど)のオブジェクトを、より正確に Silk Test Workbench が識別できるようにすることができます。

Silk Test Workbench には、ロケーターが記録時に一意となり、メンテナンスが容易になるようにする、高度なロケーター生成メカニズムが備えられています。使用するアプリケーションやフレームワークに応じて、最適な結果を得るためにデフォルト設定を変更できます。それぞれのテクノロジで使用できる任意のプロパティ (整数や倍精度の数値、文字列、項目識別子、列挙値) を、カスタム属性として使用できます。

また、UI オートメーション プロバイダー インターフェイスを実装するアプリケーションの任意のプロパティをカスタム属性として設定して使用することもできます。最適な結果を得るために、テストで利用する要素にカスタム オートメーション ID を追加します。

  1. ツール > オプション をクリックします。
  2. オプション メニュー ツリーの 再生 の隣にあるプラス記号 (+) をクリックします。 再生 のサブカテゴリが表示されます。
  3. UI オートメーション をクリックします。
  4. 通常の Win32 コントロールの認識の代わりに Microsoft UI オートメーション サポートも有効化する場合は、Microsoft UI オートメーション サポートの有効化はい に設定します。
    注: Java FX アプリケーションをテストする場合は、UI オートメーション サポートをオンにする必要はありません。 Silk Test Workbench では、Java FX アプリケーションに対して、デフォルトでオンになります。
    注: UI オートメーション サポートは、標準のテクノロジ ドメイン固有のサポートをオーバーライドします。UI オートメーション サポートが必要なコントロールに対する操作を完了したら、UI オートメーション サポートをオフにして、標準コントロールに対する操作に戻すこともできます。
  5. オプション メニュー ツリーの 記録 の隣にあるプラス記号(+)をクリックします。
    記録 オプションが右側のパネルに表示されます。
  6. UI オートメーション をクリックします。
  7. UI オートメーション プロバイダー インターフェイスを実装するアプリケーションのカスタム属性を追加する場合は、カスタム属性 テキスト ボックスに使用する属性を入力します。 カスタム属性を使用すると、caption や index のような他の属性よりも高い信頼性を得ることができます。これは、caption はアプリケーションを他の言語に翻訳した場合に変更され、index は定義済みのウィジェットより前に他のオブジェクトが追加されると変更される可能性があるためです。
  8. ロケーター属性名除外リスト グリッドで、記録中に無視する属性名を入力します。 たとえば、automationid という名前の属性を持つコントロールが AUT に複数存在するため無視したい場合は、automationid 属性名をリストに追加します。 複数の属性名を指定する場合にはカンマで区切ります。
  9. ロケーター属性値除外リスト グリッドで、記録中に無視する属性値を入力します。 たとえば、すべての JavaFX コントロールに JavaFX<番号> という属性値があるため、デフォルトで値 JavaFX* がリストに追加されています。 複数の属性名を指定する場合にはカンマで区切ります。
  10. OK をクリックします。