データベース レコードのコピー

データベース メンテナンス ユーティリティでは、1 つのデータベースから別のデータベースにレコードをコピーすることによって、データベースの複製コピーを作成できます。たとえば、あるサイトで Silk Test Workbench 資産リポジトリとして Microsoft Access を使用しており、Silk Test Workbench のデータを Oracle データベースに格納する場合は、データベース メンテナンス ユーティリティを使用して、Access データベースに格納されているデータを Oracle データベースにコピーします。コピー ユーティリティを使用すると、Silk Test Workbench のすべてのデータがターゲット データベースで読み取り可能な形式に自動的にコピーされます。

ネットワーク データベースではコピー操作を実行しないでください。ネットワーク データベースをローカルのワークステーションにコピーし、コピー機能を実行してからネットワークの元の場所にデータベースを戻してください。これによって、ネットワークの障害や中断によるコピー作業への影響を防ぐことができます。

  1. ユーザーがデータベースに接続していないことを確認してください。
  2. データベース メンテナンス ユーティリティを起動して、コピー元データベースを開きます。
  3. コピー ツール バー ボタンをクリックします。 コピー先 ダイアログ ボックスが開きます。
  4. コピー先データベースの種類を選択して、OK をクリックします。
    • Access データベースへのコピー
      1. DSN テキスト ボックスで、参照 をクリックして、コピー先データベースの DSN を選択します。Access テキスト ボックスに、データベースのパスと名前が表示されます。
      2. コピー をクリックします。テーブルのコピー中 ダイアログ ボックスが開き、データベース コピー処理の進行状況が表示されます。
    • Microsoft SQL Server データベースのコピー
      1. Microsoft SQL Server データ ソースの名前を入力するか、または 参照 をクリックしてデータ ソース名を選択します。所有者名はデフォルトで dbo になります。
      2. ユーザー ID を入力します。ユーザーは、dbo 権限を持っている必要があります。
      3. データベース サーバー上の Silk Test Workbench データベース インスタンスのパスワードを入力します。このユーザー ID とパスワードは、データベース サーバー上の Silk Test Workbench データベース インスタンスへの接続に使用されます。
      4. コピー をクリックします。所有者名、ユーザー ID、パスワードがデータベース サーバーで承認された場合は、データ ソースの作成 ダイアログ ボックスが開き、データベース コピー処理の進行状況が表示されます。
    • Oracle データベースへのコピー
      1. 新しい Oracle データ ソースの名前を入力するか、または 参照 をクリックして既存のデータ ソース名を選択します。スキーマ および ユーザー ID テキスト ボックスのデフォルトは システム であるため、デフォルト設定を使用する場合は、システム管理者または該当するパスワードを把握しているユーザーのみがメンテナンスを実行できます。
      2. コピー をクリックします。スキーマ名、ユーザー ID、パスワードがデータベース サーバーで承認された場合は、データ ソースの作成 ダイアログ ボックスが開き、コピー処理の進行状況が表示されます。データベース メンテナンス ユーティリティによって、Silk Test Workbench データベース インスタンスへの必要な Silk Test Workbench テーブルのコピーが開始されます。