3.6 その他のPlateSpin Server管理ツール

3.6.1 PlateSpin設定

PlateSpin Serverの動作の一部は、PlateSpin Serverホストにある環境設定Webページで設定した環境設定パラメータによって制御されます。

https://Your_PlateSpin_Server/PlateSpinConfiguration/

通常の状況では、PlateSpin Supportが推奨しない限り、これらの設定を変更しないでください。

次の手順を使用して、任意の環境設定パラメータを変更し、適用してください。

  1. PlateSpin Migrate Webインタフェースに管理者としてログインし、次のPlateSpin Server環境設定ページを開きます。

    https://Your_PlateSpin_Server/PlateSpinConfiguration/

  2. 必要なサーバパラメータを見つけて、その値を変更します。

  3. 設定を保存し、ページを閉じます。

環境設定ツールで変更を行った後にサービスを再起動または再開する必要はありません。

Hyper-Vホスト上のターゲットVMへのワークロードマイグレーションのターゲット制御取得プロセス中に使用されるアダプタタイプの変更については、セクション 5.11, ターゲット制御取得中のHyper-Vへのマイグレーションに使用するネットワークアダプタタイプの指定を参照してください。

ポストマイグレーションアクションに対するアップロードサイズ制限の増加については、セクション 5.14, ポストマイグレーションアクションのアップロードサイズ制限の増加を参照してください。

WAN接続を介したデータ転送の最適化については、セクション 5.14, ポストマイグレーションアクションのアップロードサイズ制限の増加を参照してください。

3.6.2 PlateSpin Migrate Clientコマンドラインインタフェース

PlateSpin Migrate Clientのインストールには、一般的なマイグレーションタスクを実行できるコマンドラインインタフェース(CLI)ツールが組み込まれています。VMwareターゲットおよびHyper-Vターゲットに限り、.ini ファイルを使用した変換ジョブがサポートされます。詳細については、セクション J.0, PlateSpin Migrate Clientコマンドラインインタフェースの使用を参照してください

3.6.3 PlateSpin Analyzer

PlateSpin Migrate Clientでは、検出されたWindowsマシンがマイグレーションジョブに適しているかどうかを判断するためにPlateSpin Analyzerを提供します。大規模なマイグレーションプロジェクトを開始する前に、起こり得るマイグレーションの問題を特定し、事前に修正する必要があります。詳細については、セクション 23.5, 物理マシンへの変換のために検出されたWindowsワークロードの適合性の分析を参照してください。

3.6.4 Migrate Agentユーティリティ

Migrate Agentユーティリティは、ブロックベース転送ドライバのインストール、アップグレード、クエリ、またはアンインストールを実行するために使用できるコマンドラインユーティリティです。このユーティリティを使用して、ソースワークロードをPlateSpin Migrateサーバに登録し、ワークロードの詳細をHTTPS (TCP/443)経由でサーバに送信することもできます。登録を行うと、検出できないワークロードを追加することができます。たとえば、Migrateサーバとソースワークロードの間にVPNが設定されていないときの、Microsoft AzureのMigrateサーバなどの場合です。

ソースLinuxワークロードでは再起動は不要です。ドライバをインストール、アンインストール、またはアップグレードしたときは常にソースのWindowsワークロードの再起動が必要ですが、Migrate Agentユーティリティを使用すると、これらの操作を実行するタイミングを柔軟に制御できるため、サーバが再起動されるタイミングも柔軟に制御できます。たとえば、このユーティリティを使用して、最初のレプリケーション時ではなくスケジュールされたダウンタイム時にドライバをインストールできます。詳細については、セクション G.0, Migrate Agentユーティリティを参照してください。

3.6.5 PlateSpin ISO

PlateSpin ISOファイルを使用して、ターゲット物理マシンとターゲット仮想マシンをPlateSpin Migrateサーバに登録し、それらの詳細をHTTPS (TCP/443)経由でサーバに送信することができます。登録により、オペレーティングシステムがインストールされていないために検出できないターゲットマシンを追加できます。詳細については、セクション H.0, PlateSpin ISOイメージを参照してください。