共有テストのバージョンをメンテナンスする - 変更の適用とプッシュ

再利用するテストとその要件割り当てのメンテナンスを 1 つのプロジェクトで行い、他のプロジェクトからそれらを共有して利用すると、各プロジェクトで個々にメンテナンスする場合に比べて、時間を節約できます。ここでいうテストのメンテナンスとは、説明の変更、新しいステップの追加、スクリプトの更新、要件割り当ての変更などをテストに対して行い、最新に保つことを言います。参照しているテストにこのような変更を適用するには、共有テストに新しいテストのバージョンを作成する必要があります。詳細については、「バージョンを作成する」を参照してください。新しいバージョンを作成すると、すべてのプロジェクトの参照しているすべてのテストにフラグが設定されます。 つまり、青い上向きの矢印でテストがマークされるため、テストの更新が利用可能であることが一目でわかります。このようなマークの付いた参照しているテストを右クリックして、共有テスト > 変更の適用 を選択すると、テストを最新のバージョンに更新できます。 また、共有テスト > 変更のスキップ を選択すると、更新フラグが消え、現在のバージョンが保持されます。共有テストに新しいバージョンが作成されると、参照しているテストに再びフラグが設定されます。

また、参照しているテストを更新して、その変更を共有テストにプッシュして戻すこともできます。このような場合には、参照しているテストの 履歴 タブにある 共有テストに変更をプッシュ をクリックします。変更をプッシュすると次の項目が作成されます。
  • 参照しているテストの新しいバージョン
  • 共有テストの復元ポイント(共有テストの現在の状態を保持する新しいバージョン)
  • プッシュした変更を含む共有テストの新しいバージョン
他の参照しているテストでは、共有テストの変更に対する更新通知を受け取り、フラグが設定されます。