オペレーティング システムに合わせたコンポーネントの選択

Silk Central 19.5 以降では、Oracle JRE ではなく AdoptOpenJDK のライブラリを内部的に使用します。この変更は、すべてのサーバー、つまり、アプリケーション サーバー、フロントエンド サーバー、チャート サーバー、実行サーバー、および、すべてのサーバー間の通信に対しても適用されます。

つまり、インストールされている JRE と内部で使用する JRE ライブラリ間に依存関係はありません。ただし、32 ビット モードで実行サーバーを実行する必要がある場合を除きます。この場合は、実行サーバー起動プログラム または 実行サーバー パッケージ を使って、ユーザーがインストールした 32 ビット JRE 上で、実行サーバーを実行する必要があります。デフォルトでは、実行サーバーは 64 ビット モードで実行します。

Silk Central 19.5 以降では、フロントエンド サーバー、チャート サーバー、アプリケーション サーバーに対して、次のルールが適用されます。
  • サーバーの新しいインスタンスは常に 64 ビットになります。
  • Silk Central のインストール時に作成されるデフォルト インスタンス(silk)は常に 64 ビットになります。
  • 既存の 32 ビット インスタンスは、アップグレードしない限り 32 ビット インスタンスのまま保持されます。
  • 既存の 32 ビット インスタンスにホットフィックスを適用しても 64 ビットに変わることはありません。インスタンスは 32 ビット インスタンスのまま保持されます。
  • 既存の 32 ビット インスタンスを Silk Central 19.5 以降にアップグレードすると、自動的に 64 ビット インスタンスに変換されます。
Silk Performer 19.5 以降を Silk Central 19.5 以降で実行した場合には、次のルールが適用されます。
  • Silk Performer 19.5 以降には、Silk Performer 実行用の JRE が含まれています。
  • Silk Performer に同梱された JRE 以外の JRE を使って Silk Performer を実行する場合は、SccLtcVersionsConf.xml ファイルに JREPath タグを追加して JRE へのパスを指定します。例:
    <JREPath>C:\Program Files (x86)\Java\MyJre8.0</JREPath>
    注: JREPath タグを使って指定する JRE は、32 ビット JRE でなければなりません。
  • JREPath タグの SccLtcVersionsConf.xml ファイル内の階層は、CoreVersions > Entry > JREPath です。
  • Silk Performer 実行に対して 実行サーバー起動プログラム を使用する場合は、 Silk Performer 19.5 をデフォルトのディレクトリ (C:\Program Files (x86)\Silk\Silk Performer 19.5)にインストールする必要があります。 これは、実行サーバーの再起動時に 実行サーバー起動プログラムSccLtcVersionsConf.xml ファイルを書き換えてしまうためです。