日時の書式

Silk Central では、ユーザー定義の日時の書式を設定できます。Silk Central ユーザーは、各自が自分専用のユーザー設定を変更することができます。その設定には、日付をカスタマイズ表示するための長い日付と短い日付の書式のオプションが含まれます。詳細については、「ユーザー アカウントを編集する」を参照してください。

Silk Central によって、定義済みの日時の書式のリストが提示されます。ユーザーは、このリストから選択を行うことができます。Silk Central 管理者は、このリストにカスタマイズした書式を追加することができます。

パターン定義

日時の書式は、日時のパターン文字列で指定します。日時のパターン文字列内では、引用符で囲まない「A」から「Z」までと「a」から「z」までの文字は、日時の文字列の構成要素を表すパターン文字として解釈されます。テキストを解釈させないためには、一重引用符「'」を使います。「''」 は一重引用符を表します。その他の文字はどれも解釈されません。整形時にはそのまま出力文字列にコピーされ、解析時には入力文字列と照合されます。

次のパターン文字が定義されています。それ以外の「A」から「Z」までと「a」から「z」までの文字はすべて予約済みです。
文字 日時の構成要素 表示 使用例
G 紀元の指定 テキスト AD
y 1996、96
M 年内の月 July、Jul、07
w 年内の週番号 27
W 月内の週番号 2
D 年内の日番号 189
d 月内の日番号 10
F 月内の何度目の曜日か 2
E 曜日 テキスト Tuesday、Tue
a 午前/午後の指定 テキスト PM
H 24 時間表記の時間(0 から 23) 0
k 24 時間表記の時間(1 から 24) 24
K 午前/午後表記の時間(0 から 11) 0
h 午前/午後表記の時間(1 から 12) 12
m 時間内の分 30
s 分内の秒 55
S ミリ秒 978
z タイム ゾーン 一般的なタイム ゾーン Pacific Standard Time、PST、GMT-08:00
Z タイム ゾーン RFC 822 タイム ゾーン -0800

文字の数によって正確な表示方法が決まるため、パターン文字は通常、繰り返されます。

次のリストでは、上の表の 表示 列の項目について説明します。
項目
説明
テキスト
整形時には、パターン文字の数が 4 以上であれば完全形式を使用し、4 未満のときには短縮形式があればそれを使用します。解析時には、パターン文字の数に関係なく、両方の書式を受け入れます。
整形時には、パターン文字の数が最低桁数になり、足りない部分はゼロで埋められます。解析時には、隣接する 2 つのフィールドを分けるのに必要な場合を除いて、パターン文字の数は無視されます。
整形時には、パターン文字の数が 2 であれば 2 桁に短縮して表示され、それ以外のときにはとして解釈されます。
パターン文字の数が 3 以上であれば月はテキストとして解釈され、それ以外のときにはとして解釈されます。
一般的なタイム ゾーン
タイム ゾーンは、名前が付けられているときにはテキストとして解釈されます。パターン文字の数が 4 未満の場合には、タイム ゾーンの短縮形が表示されます(PST など)。パターン文字の数が 4 以上であれば、完全名が表示されます(Pacific Standard Time など)。
RFC 822 タイム ゾーン
RFC 822 の 4 桁のタイム ゾーン書式が使われます(-0800 など)。

使用例

次の例は、日時のパターンが米国でどのように解釈されるかを示したものです。例に使った日時は、2001-07-04 12:08:56 ローカル タイム、太平洋標準時タイム ゾーンです。
日時のパターン 結果
"yyyy.MM.dd G 'at' HH:mm:ss z" 2001.07.04 AD at 12:08:56 PDT
"EEE, MMM d, ''yy" Wed, Jul 4, '01
"h:mm a" 12:08 PM
"hh 'o''clock' a, zzzz" 12 o'clock PM, Pacific Daylight Time
"K:mm a, z" 0:08 PM, PDT
"yyyyy.MMMMM.dd GGG hh:mm aaa" 02001.July.04 AD 12:08 PM
"EEE, d MMM yyyy HH:mm:ss Z" Wed, 4 Jul 2001 12:08:56 -0700
"yyMMddHHmmssZ" 010704120856-0700