WebSocket 接続をテストする

WebSocket プロトコルは TCP ベースのネットワーク プロトコルで、全二重 (双方向) 接続をクライアントとサーバー間で確立することができます。従来の HTTP 接続は、リクエスト - レスポンスの原則に基づき、各クライアント リクエストによってサーバー レスポンスが引き起こされます。

WebSocket 接続を確立するために、クライアントは、HTTP メッセージに WebSocket アップグレード リクエストを埋め込んで送信します。一旦、サーバーによって承認されると、その開いている接続は、サーバーとクライアントとの間で自由に通信するために使用できます。

WebSocket プロトコルを使用すると、ネットワーク トラフィックとレイテンシは減少します。全二重接続をシミュレートするために使用されるポーリングやロング ポーリングのような通信モデルの代わりになるものです。

それぞれの関数を手動でスクリプトに記述してテスト スクリプトを作成するか、Silk Performer Recorder を使用してスクリプトを記述することができます。WebSocket BDL 関数について学ぶには、『BDL リファレンス』を参照してください。

WebSocket サーバーとの接続を確立するために、2 つの関数があります。WebSocketConnect を使用すると、非同期通信チャネルを確立します。WebSocketConnectSync を使用すると、同期通信チャネルを確立します。

注: Recorder は、常に非同期通信のスクリプト作成モデルに従って、WebSocketConnect 関数や関連したコールバック関数スタブを生成します。

WebSocket プロトコルは、テキスト メッセージとバイナリ メッセージの両方の送受信用に提供されます。従って、Silk Performer は これらのメッセージ タイプをサポートするために、WebSocketSendTextMessageWebSocketSendBinaryMessage を提供します。