Silk Performer と InfluxDB/Grafana との統合

InfluxDB は、時系列データの格納に特化したデータベースです。 Silk Performer を使って、負荷テストで収集したすべてのデータを InfluxDB にエクスポートできます。 これにより、Grafana のようなツールを使って、簡単に負荷テスト データを表示したり、共有することができます。特に Grafana 用には、あらかじめ設定済みの Grafana ダッシュボードが提供されており、それらをダウンロードして利用できます。 もちろん、ユーザーの要求に応じて、表示をカスタマイズできます。

負荷テスト時に Silk Performer は様々な測定値を記録します。ほとんどの測定値は、独自の TSD 形式の時系列データか CSV ファイルの生データで保存されています。 また、リアルタイム測定値や統計情報も保存されています。

Silk Performer InfluxDB 統合には、2 つの主要なコンポーネントがあります。
  • InfluxDB プラグイン(システム設定): 負荷テストの実行時にデータをエクスポートします。監視 ウィンドウに表示されたデータ、およびアクティブなクライアント側リアルタイム測定値をエクスポートできます。プラグイン設定タブで、エクスポートするデータや InfluxDB へのアクセス情報を定義できます。プラグインを有効にすると、Silk Performer は設定に従って、テストの実行中にリアルタイム データを自動的に InfluxDB に送信します。
  • tsd2InfluxDb.exe ツール: Silk Performer インストール フォルダにあるツールで、TSD ファイルや生データ ファイルから負荷テスト結果をエクスポートできます。Performance Explorer結果 タブにある データ処理 グループで、TSD から InfluxDB をクリックすると、tsd2InfluxDb.exe コマンド ライン ツールのオプションを UI で指定して実行する便利なダイアログが表示されます。CI/CD 環境で統合する場合は、このコマンド ライン ツールを実行するように設定できます。