tsd2InfluxDb コマンド ライン ツール

ツール

tsd2InfluxDb.exe はコマンド ライン ツールで、Silk Performer のインストール フォルダにインストールされています。 このツールを使うと、.tsd ファイルや生データ ファイルを InfluxDB インスタンスに直接エクスポートしたり、InfluxDB にインポートできるテキスト形式(Line Protocol)のファイルにエクスポートできます。

パラメータ

このツールには次のようなパラメータを指定できます。

パラメータ名 パラメータ値
loadtestDir 負荷テスト ディレクトリへの完全パス。
exportTsds 値なし。このパラメータを指定すると、loadtestDir パラメータで指定したフォルダから .tsd ファイルがエクスポートされます。
exportRaw 値なし。このパラメータを指定すると、loadtestDir パラメータで指定したフォルダから生データ ファイルがエクスポートされます。
inputFile 選択した入力ファイルへの完全パス。複数のファイルは、セミコロン(;)で区切って指定します。
baseUrl InfluxDB インスタンスへの URL。例:https://myInfluxDB:8443/
Db InfluxDB のデータベース名。
Auth username:password 形式の認証データ
outputFile 測定値を InfluxDB Line Protocol 形式で出力するテキスト ファイルへの完全パス。
loadtestName 負荷テストの名前。Loadtest タグで使用されます。
customTags key1=value1; key2=value2; 形式で指定するカスタム タグ。
Config 設定ファイルへの完全パス。コマンド ライン パラメータでのみ指定できます。
selectedMeasures 設定ファイル内でのみ指定できます。エクスポートする測定値を指定します。Tsd2InfluxDB ツールで クリップボードにコピー ボタンを押すと、selectedMeasures ノードを含んだ設定が生成され、クリップボードにコピーされます。

設定ファイルについて

設定ファイルを利用する場合は、以下の点にご注意ください。
  • 設定ファイルは XML ファイルで、そのルート ノードは InfluxDbParams です。
  • 上記のパラメータ名は、XML ノード名として指定できます。
  • Tsd2InfluxDB ツールの クリップボードにコピー ボタンを押すと、ダイアログでの設定に応じた設定内容がコピーされます。
  • 設定ファイル内で、他の設定ファイルを参照することはできません。つまり、config パラメータはコマンド ラインでのみ指定できます。
  • コマンド ラインでパラメータを指定して、残りを設定ファイルで指定することもできます。両方で同じパラメータが設定されている場合、コマンド ラインの値が優先され、設定ファイルの値は無視されます。

.tsd および生データ ファイルの指定した負荷テストを、出力ファイルにエクスポートします。 Loadtest=MyDemoTest タグ内にすべての測定値のタグを作成します。

tsd2InfluxDb.exe
  -loadtestDir "D:/Users/myUser/Documents/Silk Performer 21.0/Projects/WebProject_2/MyDemoTest"
  -exportTsds
  -exportRaw
  -loadtestName MyDemoTest
  -outputFile "D:/myOutputFile.txt"

指定した設定ファイルを使ってエクスポートします。

tsd2InfluxDb.exe -config "D:/myInfluxConfigFile"

設定ファイルの内容の例:

指定した負荷テスト ディレクトリの .tsd ファイルおよび生データ ファイルから選択した測定値を、InfluxDB にエクスポートします。Loadtest=MyDemoTest タグ内に対応する測定値のタグを作成します。

<InfluxDbParams>
  <loadtestDir>D:/Users/myUser/Documents/Silk Performer 21.0/Projects/WebProject_2/MyDemoTest</loadtestDir>
  <exportTsds></exportTsds>
  <exportRaw></exportRaw>
  <loadtestName>MyDemoTest</loadtestName>
  <baseUrl>http://localhost:8086</baseUrl>
  <db>mydb</db>
  <auth>myUser:myPassword</auth>
  <selectedMeasures>
    <MeasuresCollection>
      <Measure type="8" name="TInit" />
      <Measure type="8" name="#Overall Response Time#" />
      <Measure type="8" name="TMain" />
    </MeasuresCollection>
  </selectedMeasures>
</InfluxDbParams>