スクリプトでのロケーターの使用

Silk Test Workbench では、識別されたオブジェクトのリテラル参照はロケーターと呼ばれます。必要に応じて、ロケーター文字列の短縮形をスクリプトで使用できます。スクリプトを再生すると、Silk Test Workbench によって自動的に構文が展開されて完全なロケーター文字列が使用されます。スクリプトを手動でコーディングする場合は、次の順番で次の部分を省略できます。

  • 検索スコープ「//」。
  • オブジェクトの型名。Silk Test Workbench のデフォルトはクラス名です。
  • 属性を囲む角かっこ「[ ]」。

スクリプトを手動で記述する場合は、使用可能な最も短い形式を使用することをお勧めします。

注: .NET スクリプトを使用する場合にのみ、ロケーター文字列の短縮形を使用できます。ビジュアル テストでは、完全なロケーター文字列を使用する必要があります。オブジェクトを識別する場合は、完全なロケーター文字列がデフォルトでキャプチャされます。
以下のロケーターは同じです。
  • 最初の例では、完全なロケーター文字列が使用されています。
    _desktop.DomLink("//BrowserApplication//BrowserWindow//a[@textContents='Home']").Select()

    完全なロケーター文字列を確認するには、オブジェクトの識別 ダイアログ ボックスを使用します。

  • 2 番目の例は、ブラウザー ウィンドウが既に存在する場合に機能します。
    browserWindow.DomLink("//a[@textContents='Home']").Select()
    または、短縮形を使用することができます。
    browserWindow.DomLink("@textContents='Home'").Select()

識別のための実際の属性がないオブジェクトを検索するには、インデックスを使用します。たとえば、Web ページの 2 つめのハイパーリンクを選択するには、以下のように入力します。

browserWindow.DomLink("[2]").Select()

さらに、その種類の最初のオブジェクトを検索する(このことは、オブジェクトに実際の属性がない場合に便利です)には、以下のように入力します。

browserWindow.DomLink().Select()