ビジュアル テストへのローカル変数の追加

ローカル変数は、1つのビジュアル テスト内で使用するために作成された変数です。これらはビジュアル テストの <<開始>> ステップで定義し、プロパティ ウィンドウで編集し、再生中にビジュアル テストで使用できます。ローカル変数を作成すると、変数を作成したビジュアル テストで使用できます。

  1. ローカル変数を追加するビジュアル テストを開きます。
  2. 挿入 > 変数 > ローカルの追加 を選択します。 ローカル変数の追加 ダイアログ ボックスが開きます。
  3. 変数の名前を 変数名 フィールドに入力します。 ローカル変数名に有効な文字は、大文字/小文字の英数字とアンダースコア(「ABC」、「abc」、「_」)です。また、ローカル変数名は一意にする必要があります。
    注: 変数名は、「st_」で始めることはできません。
    追加または編集される変数の名前が重複する場合、Silk Test Workbench によってそれが通知されます。この場合、追加または編集する変数に固有の名前を付ける必要があります。
  4. リストから変数の型を選択します。 ローカル変数を追加または編集する場合、表示されるデータ型は、<<開始>> ステップのプロパティ ウィンドウを使用して追加しようとしている変数のデータに基づきます。式の結果を格納するとき、リストから型を選択します。
    Silk Test Workbench は、次の変数の型をサポートします。
    テキスト
    変数の値はテキスト文字列です。テキスト型の値には、文字、数字、スペース、および句読点が含まれます。
    注: テキスト データ型は大文字/小文字を区別します。つまり、比較時にはテキスト文字列の個々の文字の大文字/小文字が一致していなければなりません。大文字/小文字が一致していない場合は、比較は失敗します。
    数値 (Long)

    変数の値は、-2,147,483,648 から 2,147,483,647 の範囲の数値です。(小数値または 10 進数値で使用される)ピリオドは使用できません。

    数値 (Double)

    変数の値は、倍精度浮動小数点数で、-1.7E308 から +1.7E-307 の 64 ビットの数値として格納されます。

    ブール値 (True/False)

    変数の値は True または False です。

    数値 (Long Long)

    64 ビット整数値(-9223372036854775808 から 9223372036854775807 の範囲)です。

    列挙

    この変数は一連の値をグループ化し、1 から n まで順番に番号を付けます。限られた個数の一意の値のみを変数に保持する場合は、列挙型を宣言します。この変数型は、列挙データ型を必要とするプロパティまたは変数に使用します。

    列挙には、64 ビット整数(-9223372036854775808 から 9223372036854775807 の範囲)が格納されます。ただし、UI では 64 ビットの列挙がサポートされていますが、エンジンでは 32 ビットの列挙のみがサポートされています(将来のリリースでは、エンジンでも 64 ビットの列挙がサポートされる予定です)。

  5. 省略可能: 変数の初期値を 初期値 フィールドに入力します。 この値は、ビジュアル テスト、またはスクリプトに渡された場合はスクリプトで変更できます。値は型と整合性がある必要があります。たとえば、型が数値(Long Long) である場合、初期値には、整数でない文字(テキスト文字など)を含めることはできません。ブール型変数の場合、リストから False または True を選択します。変数の場合、初期値は必須ではないため、このフィールドは空白のままにすることができます。この値は、ビジュアル テストの他の箇所で決定できます。
  6. OK をクリックします。
    変数名と初期値 (存在する場合) が、<<開始>> ステップの プロパティ ペインの選択した変数型の下に表示されます。
  7. 他のローカル変数を作成するには、必要に応じて上記のステップを繰り返します。 各変数型の値領域は、現在定義されている各変数型の数を示します。たとえば、数値 (Long) 項目の値領域が 3 個の項目 の場合、現在このビジュアル テストには Long データ型のローカル変数が 3 つ定義されています。