外部実行環境の実行を管理する

Silk Central 19.0 以降を使用すると、Silk Central 実行サーバーによって実行されたのではなく、既存の外部ツール環境で実行された自動テストの結果を、Silk Central で管理できます。

この機能を使うと、既存の独自の実行環境を持ち、その環境が複雑で特殊すぎる場合でも、Silk Central の実行環境に適用することができます。 また、継続的インテグレーション(CI)システムなどの様々なソースから自動テストの結果を利用しているユーザーは、テスト プロセス全体にわたるすべての結果を 1 箇所に収集することで、要件、バージョン、ビルドと結果を関連付け、包括的なレポートと意思決定を行うことができます。

Silk Central におけるテストの作成や実行計画にまつわるプロセス全体は通常と変わりません。Silk Central でテストを作成し、実行計画に割り当て、実行するだけです。

違いは、実行計画の配置設定にあります。実行サーバーを指定する代わりに、割り当て済みテストの外部実行 を有効にします。

このような実行計画の実行やその実行の結果は、通常の実行計画の実行と同じように Silk Central UI に表示されます。 通常と異なるのは、この実行計画が、外部実行環境からの結果の受信を待機しているという点です。

Silk Central 実行サーバー上で実行される実行と同様に、外部実行計画の実行にもセットアップ テストとクリーンアップ テストを設定できます。たとえば、セットアップ テストを外部実行環境で実行計画を実行するトリガーとして使用することができます。これにより、外部実行計画の実行中は、Silk Central 実行サーバーはブロックされるため、クリーンアップ テストを同じ実行サーバー上で実行できます。このようなセットアップ テストとクリーンアップ テストは、外部実行計画の実行と同じ ID を持ちます。ID は、事前定義パラメータ #sctm_regular_execdef_run_id を使って取得できます。詳細については、「事前定義パラメータ」を参照してください。

Silk Central がシステムにインストールされている場合、インタラクティブに操作できる REST API ドキュメント(ホスト:ポート[/インスタンス]/Services1.0/swagger-ui.html)を使って、このような実行計画の実行を更新できます(ホストは Silk Central ホストです)。たとえば、http://localhost:19120/Services1.0/swagger-ui.html のようになります。