セキュアな接続と証明書

テスト対象のアプリケーションにセキュアな接続でアクセスする場合は、クライアントとサーバー間で信頼できる通信を確立するために Silk Performer を設定する必要があります。これは証明書を使用して行い、次の 2 つの方法を選択できます。

Micro Focus 認証機関 (CA) の証明書

クライアントとサーバー間にセキュアな接続を確立するためには、C:\Program Files\Silk\Silk Performer19.5\IRCAcert.crt にある Micro Focus CA 証明書をクライアントにインストールする必要があります。Micro Focus 認証機関によって発行される、対応するサーバー証明書は、C:\Program Files\Silk\Silk Performer19.5\IRServerCert.pem にあります。

接続経路:
  1. クライアントが、サーバーとして機能する Recorder へのセキュアな接続を開きます。
  2. Recorder が Micro Focus サーバー証明書を送り返します。
  3. クライアントは証明書を受信し、信頼できるルート機関のいずれかが発行した証明書 (Micro Focus CA 証明書) であるかどうかをチェックします。チェックに成功すると、セキュアな接続が確立されます。
  4. Recorder はテスト対象システムへの 2 番目のセキュアな接続を開こうとします。
  5. テスト対象のシステムは自身のサーバー証明書を送り返します。
  6. Recorder はこの証明書を受け入れ、テスト対象へのセキュアな接続を確立します。

サーバー証明書

テスト対象のシステムのサーバー証明書があれば、プロファイル設定 でその証明書を指定することで、セキュアな記録と再生を有効にすることができます。

接続経路:
  1. クライアントが Recorder へのセキュアな接続を開き、プロファイル設定 で指定したサーバー証明書を受信すると、クライアントはテスト対象のシステムに接続できたと認識します。
  2. Recorder はテスト対象のシステムへの 2 番目のセキュアな接続を開きます。
  3. テスト対象のシステムは自身のサーバー証明書を送り返します。
  4. Recorder はこの証明書を受け入れ、テスト対象への接続を確立します。

ネイティブ モバイル アプリ

セキュアな接続で通信するモバイル デバイスのネイティブ アプリは通常、受信したサーバー証明書 (テスト対象のシステムからのサーバー証明書、または Micro Focus サーバー証明書) を特定の文字列 (会社名やドメイン名など) に照合します。このセキュリティ手法では、Micro Focus 証明書による方法は機能しません。